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2010年11月22日(月) 19:45 |
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倉敷市下水道工事入札で談合の疑い
倉敷市の下水道工事の入札をめぐり、土木建設業者らが談合していた疑いが強まり、警察が関係先の家宅捜索を行いました。 警察では、暴力団関係者が談合を取り仕切った可能性もあると見て調べを進める方針です。
家宅捜索が行なわれたのは、倉敷市内の土木建設業者など30社です。 捜査幹部によりますと、30社は、今年1月以降に倉敷市が発注した複数回の下水道工事の一般競争入札で、談合を行なった疑いが持たれています。 倉敷市の入札では、事前に発表された予定価格を基に入札が行われますが、業者の入札金額が全て予定価格の95%以上だと、その入札は市の調査の対象となります。 警察によりますと、今回談合が疑われている複数回の入札では、必ず落札した業者だけの入札金額が、調査対象とならない予定価格の94.5%以上95%未満で、それ以外の業者の入札金額は、すべて95%以上だったということです。 警察では、さらに暴力団関係者が談合を取り仕切っていた疑いがあると見て、今後、談合の背景や規模などについて調べる方針です。
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