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パキスタンから流出したウラン濃縮技術 自前での高濃度化は可能 (2/2ページ)

2010.11.22 19:40

 北朝鮮は02年6月にロシアから遠心分離機2600基に相当する高強度のアルミ管150トンを輸入、ウラン濃縮計画が浮上した。監視態勢が不十分なまま、分離器の増設を進めたとみられ、09年9月には「ウラン濃縮実験が最終段階に入った」と表明していた。

 ウランの濃縮度を高めることは低濃縮ウランを製造する工程と原理は一緒で、澤田助教は「分離器を回し、内側に集まったウランを次の分離器に移し替える。施設を改良して効率よくこの工程を繰り返せば、高濃度ウランが製造できる」と説明。北が推し進めてきたプルトニウム型原爆に比べると、ウラン型原爆の製造は「それほど難しいわけではない」と警鐘を鳴らす。

 一方、北朝鮮が施設のモデルにしたと主張した青森県六ケ所村のウラン濃縮工場を運営する日本原燃の担当者は「管理を徹底しており、情報漏洩は絶対にありえない」と反論している。

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