表彰台に立つ2位の森善十朗、優勝したタリエル・ニコラシビリ、3位の田中健太郎(左から)
「極真会館」(21日、東京体育館)
第42回オープントーナメント全日本空手道選手権大会決勝でロシアのタリエル・ニコラシビリ(19)が森善十朗(25)に本戦5‐0で判定勝ちし、初優勝した。全日本選手権が海外に流出したのは初めてで、19歳での優勝は史上最年少。快挙をなし遂げたタリエルは笑いで言葉にならず「素晴らしい!」と親指を立てるのがやっと。松井章圭館長は「歴史の必然。負の結果ととらえず、前向きにとらえなければ。日本人はすべての面において彼に学ぶところが多い」と、新王者を称賛した。
(2010年11月21日)