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2010-01-23 成功の心理学 勝者となるための10の行動指針を読んだまとめ

madowaseru2010-01-23

[][]成功の心理学 勝者となるための10の行動指針を読んだまとめ 22:16

「キミにもできるスーパーエリートの受験術」に必携と紹介されていたので読んでみた。昭和61年と古い本。訳者のあとがきに、「カレン・ホルナイ」という人の言葉として『心の健全な人は「私はこうしたい」であり、神経症の人は「私はこうしなければならない」である。』、目標を高いところに設定し、自己評価を低め、行動に移せない人だと。この本はそういった思考回路を変えるという指針を示している。ただ、正直自己啓発本はそろそろ飽きてきた。読んでも実行しなければ変わらないけど、こればかりは本を読んでモチベーションが上がっても、別問題・・・


各章の終わりにまとめがあるが、まずどこも「内容がしっかり頭にはいるまで、一ヶ月間繰り返し読むこと」になっている。わざわざ書くところにこの本の凄さがある。一ヶ月馬鹿の一つ覚えで読むだけでも、相当の影響力がある。あたりまえだけど、あたりまえのことが出来る人が極めて少ない。馬鹿にせず実行したほうがいいだろう(私は手元にないけど)。その後に10のまとめがあり、具体例でそれぞれも特別な投資もいらず、今日から出来ることばかり。非常にわかりやすい。これらを気をつけて生活すれば、心と体の健康が得られそうだ。回りもハッピーになるに違いない。まとめだけ読むのではなくて、具体例を1ヶ月読むことで「そうなのかな・・・」という気持ちを生み出すことにポイントがある。



序章 勝者の世界

1章 積極的自己認識のすすめ

2章 積極的自己評価のすすめ

3章 積極的自己コントロールのすすめ

4章 積極的動機づけのすすめ

5章 積極的自己期待のすすめ

6章 積極的自己イメージづくりのすすめ

7章 積極的目標設定のすすめ

8章 積極的自己訓練のすすめ

9章 積極的人生観のすすめ

10章 積極的自己表現のすすめ

終章 人生の勝利者となるために


表紙折込

 ・真の”勝利”とは、ただ自分のもっている能力を自分なりに

  とことん追求すること。

 ・”勝利”とは、もって生まれた才能や潜在的能力を伸ばすこと

 ・”勝利”とは幸せをつくりだすこと。

 ・"勝利”とは、自分自身を高い自己評価のもてる人間に完成

  させる夢を実現すること。

 ・”勝利”とはこれまで5番だった成績を、ヘトヘトになるまで

  頑張って4番に引き上げること。

 ・”勝利”とは、他人のために自分自身を惜しげもなく捧げること

 ・”勝利”とは、自分が自分自身であることを喜べること。

 ・”勝利”とは、長い間に形成されてきた習慣だ。敗北にも

  同じことが言える。

 ・”勝利”は心構えがすべてである。



【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】

ウェイトリー,デニス

能力・モチベーション開発の専門家。人間行動学博士。ウェイトリー・インスティチュート代表。南カリフォルニア大学客員教授。米国海軍学校を卒業した元海軍パイロット。ビジネスマン、スポーツ選手、宇宙飛行士、学生まで、幅広い人々を指導している。米国オリンピック委員会では選手のメンタル面の強化を、米国航空宇宙局(NASA)ではアポロ宇宙飛行士ストレスマネジメントを指導した。ベトナム戦争捕虜イラン人質被害者のリハビリやカウンセリングにも尽力。高校教育への貢献に対し、全米青少年リーダーシップ協議会から大賞を授与された

加藤 諦三

心理学者。1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーヴァード大学イエンチン研究所準研究員などを経て、現在早稲田大学教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所準研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



覚書

序章 勝者の世界

体験する事柄ではなく、その体験をどのように受け止めるかがカギになる

人生は真剣勝負の一度限り、無駄にできる時間はない

勝つ可能性を恐れる傍観者になるな、勝者たれ(勝利=表紙うらの定義)

勝者になるための指針=1〜10章へ続く(それぞれの章末にも10のまとめがある)




1章 積極的自己認識のすすめ

定期健診をうける

世の中の出来事すべてに好奇心を持つ

型にはまった生活をやめる

自分を確認するリストをつくる 得意なもの10項目、反省すべき点10項目など

自分を他人の目でみる

自分自身の目で客観的にみる

一人になる時間をもつ

真実を大事にする。広告や流行に惑わされない。

子供や年上の人を思いやる

相手の立場に立って考える




2章 積極的自己評価のすすめ

周りの声はともかく、最高に見えるよう身だしなみに注意する

電話に出たらまず名乗る

今日のよかった自己評価を書き出し、その理由を明記する

ありがとうと答える

最も目立つ席に胸を張って座る

背筋を伸ばし堂々と歩く

自分の基準を設定し、引き上げていく。他人と比べない

自分自身について語るとき、気力と自身に満ちた言葉遣いをする

自分を啓発するプランを書き出し、それにもとづいて常に前進すること

スマイル!




3章 積極的自己コントロールのすすめ

賞賛や批判は正直に受け止める

「しなければならない」から「私は決めた」という意思的な思考へ変える

肯定的なモットーをもつ

瞑想リラクゼーション、バイオフィードバック法を試みる

週ごと、できれば毎日自分のために手紙をだしたり電話をする

今日行動せよ、明日に延ばすな

自分の最高の運勢図を書き出す。真剣に直したい癖や習慣を、どういう方法なら直すことができるか箇条書きにする。すでに成功している人から情報を集め、     やってみる。

30日間仕事に全力を尽くしてみる。仕事に、付き合いに、日課に、人間関係に。

自分の知識と技術の開発に投資する。「頭に入れてしまえば、誰も盗むことはできない」

目覚まし時計を明日から30分早めてみる。この30分をよりよく生きるために有効に使う。どうすれば一日を最も有効に過ごすことができるのか?と考える時間     にする。




4章 積極的動機づけのすすめ

「できない」を「できる」にかえる

「するつもりです」を「します」にかえる

いま取り組んでいる目標の達成のため、すべての注意力とエネルギーを集中する。「失敗したらどうなるか」など考えず、がむしゃらになってみる

望みを5つ書き出し、達成したときの利益と見返りを書いてみる。寝る前と朝起きたとき見返す

最も望んでいることをすでに実行している人を今週中に見つけ、直接話をする。

目標の一つ一つについて、繰り返し何度も口に出す癖をつける。「私はやりたい。できる」と。

他人にやる気を起こさせたいと思ったら、その人が目的を達成することがどんなによい結果を生むか伝え、能力があると信じていることをはっきりと伝える。

    恐怖からの忠告に耳を傾けない

    他人の悩みには解決につながる積極的な行動を示唆する=自分がその場ならどう解決できるか?

    現在取り組んでいる仕事を成功させるために、すべてのエネルギー、情熱を迷うことなく集中させること。やり始めたことは、必ず仕上げること。




5章 積極的自己期待のすすめ

今日もいい一日に違いない」「物事は思う方向に動く」「できる」と言い聞かせる

どんな交友関係でも、相手のいい面を見出そうとすること。腹が立つことがあっても、そこから得られる副産物や教訓に目を向けること

困難な問題に出くわしたときは、飛躍するチャンスと考える

どんなに緊張するような出来事にめぐり合っても、リラックスできる訓練すること(呼吸法、筋肉をほぐす)

健康に注意

人の考え方や潜在意識は日常会話から容易に読み取れる。逆に日常会話であるべき姿を示したら、実際にそうなっていく。

子供の健康に気を払うだけでなく、健康であることの重要性を教えるべき。疾病利得を生み出さない。

友人や仕事仲間、他の人々に最高のものを期待する

常に楽観主義であるために、成功者や楽観主義者と付き合う

     幸福な気分で目覚める。楽観主義と悲観主義は、経験の中から得られ、即行動に反映される。




6章 積極的自己イメージづくりのすすめ

海岸や田舎、公園へでかけ、子供のころ遊んだことを思い出し、錆付いた想像力を磨く。

必ず1日20〜30分の暇を作る

1ヶ月に1冊電気を読む

リラックスしながら大成功を想像し、細部まで頭で描いてみる

子供に話をする時間を持つこと

テレビはやる気を起こさせるような特別な番組に限ること

緊張をほぐし、瞑想自己暗示、自力更正するためのトレーニングをうけること

通勤電車、車の運転中も教養を身につけやる気を促すものを繰り返し聞くこと

履歴書を書くようなイメージで、将来発揮できるはずの自分の潜在能力について、最大限に書き出してみる。毎週眺め、2ヶ月ごとに補完する。

自己イメージは自己評価を視覚的、概念的に表すもの。この週末に、自分を表現するイメージの在庫調べをすること。衣服、車、収納、庭など・・・不必要な     ものは処分する。




7章 積極的目標設定のすすめ

自分の生涯目標、主義主張は何か

近い将来の優先目標は?5カ年計画を仕事、健康、家族、個人的態度、経済力、社会への貢献、教養、趣味の8項目について書き出す。

来年の最優先目標は何か?同様の8項目について書く。年度末に点検しながら、新しい目標を立てる。

大きな卓上カレンダーを使い、翌月の日程を組む。

一週間が一目でわかる手帳でスケジュールを書き出す。月間目標の補助をする。

A4の紙に大きな字で翌日の目標を書き出す。少なくとも10項目。達成したものは消し、やり残したものは翌日に繰り入れる

金銭面の長期的な計画を立てる。退職時の収入目標をし、貯蓄や投資について計画を立てる。

目標ごとに、役立つ資料を集める。ニュース、本、雑誌、サンプルなど

実際に目標を成し遂げた成功者専門家の意見を聞いて、目標を再検討する

目標達成の最良の方法について

・ 短期で達成できる目標設定(日、週、月、年)

・ 可能だと思うよりやや低めに目標設定

・ 漸増する

・ グループ強化(同じ目標をもつ集団と相談する)

・ 目標到達の儀式化(証明書、記念行事、服の新調など)




8章 積極的自己訓練のすすめ

以下月以内にシュミレーションや訓練施設に行ってみる

視覚化とシュミレーション技術に関するCDを繰り返し聞く。自分の声で録音した自分の目標を聞く。

後回しにしている仕事を5つ書き出す。それぞれに終了期限をきめ、実行する。

目標を設定するとき、まるで実現したかのように達成の様子を視覚的に思い浮かべる

目標達成のイメージ再現を繰り返しやってみる

人生の重要な出来事のあとには、必ず自己イメージを高める独り言をいう。失敗したら、今度はうまくいく再演をする。

目標を描く最適な時間は、自由でリラックスしているとき。朝の目覚めの数分や、風呂など。

目標達成の予行演習は、容赦なく根気強くやり続ける。

生活の中に球技スポーツを取り入れる。

少なくとも週3回は、ジョギングをするか長い距離を歩くこと。




9章 積極的人生観のすすめ

自分自身に尋ねてみる。どうすれば家族の中に、会社に、仕事に、地域社会に、国会に、そして世界にうまく融け込んでいけるだろうか、と。

人々や動物、自然とやさしく尊敬を持って接する

配偶者や恋人に「愛している」という意思表示をし、相手の存在価値を認めること

今晩子供におやすみをいうとき、相手に特別であること、愛していることを伝えること

両親、親類に「自分にとって大切であること」を今日伝えること

毎週老人の話を聞いたり、勇気付ける時間を持つこと

直接見返りも義務もないこと、寄付をする

今週土曜に何年もやりたくてできなかったことをやる。こういう土曜日を月1回つくる

5〜6時間の睡眠で足りるよう実験する。一生の間に生産性のある時間が12年も延びる。

もう1つか2つ、外国語を学ぶ



《成功方程式》

思いつく+信じる=到達する

具象化する+自分のものにする=実現する

想像する+具体的になぞる=実現

10章 積極的自己表現のすすめ

自分に対する認識を正しくもつ。ごまかさない。

積極的に自分を評価し、他人に伝える。

積極的に自分をコントロールする

積極的に動機付けをする

自分に大きく期待する

積極的な自己イメージをもつ。あらん限りの想像力を駆使して自分の魅力について考える

はっきりとした目標を設定する

積極的に自分を訓練する

積極的な人生観をもつ

積極的に自分を表現する

 


※いままでの焼き直しのようなまとめだが、目標を設定すること、自己肯定することがいかに大事かということだろう。まとめには入っていないが、具体例は「相手に敬意をはらう」ということに重きがおかれて書かれていた。




終章 人生の勝利者となるために

大まかなステップ(本来は10になっていたが、分かりづらいので自分の言葉で)

自己認識を持つ⇒自分を評価する⇒自己コントロールのできる人間だと位置づけ、イメージする⇒積極的動機付け⇒自己訓練(目標に到達したつもりのイメージング)⇒行動化⇒思考と行動の一体化の実感、他人を愛し尊敬することの重大な法則について知る

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