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学生悲鳴!終わり見えぬ就活…面接会で企業とミスマッチも 静岡

産経新聞 11月17日(水)7時57分配信

 例年なら来春卒業予定者の就職活動はほぼ終了している時期だが、まだ内定を得られない学生が続出しているため、県雇用支援協会は16日、来春大学などを卒業予定の学生向けの就職面接会を開いた。来春卒業予定の大学生の10月現在の内定率は全国平均で過去最低の57・6%にとどまるなど、今年の就職戦線は“厳冬”。異例の遅さで開かれた面接会に参加した学生からは、終わりの見えない就活に悲鳴が上がっていた。

 「落ち込むからいちいち数えていないけど30社くらいは受けた。全部駄目だった」(女子大学生)、「20社近く回ったけれど、ほとんどが書類でふるい落とされた」(男子大学生)。この日、必死の思いで会場に集まったのは大学・短大・専門学校を来春卒業予定の学生約300人。未内定を参加条件とはしてはいないものの、主催者側は「恐らく全員が未内定でしょう」。

 一方で参加企業は28社。県内を中心に神奈川県や愛知県からの参加もあり、職種は営業から事務、介護まで幅広い。ところが会場では、人気企業や職種には学生が殺到する一方、学生が集まらず予定時間前に引き上げた企業もあった。県雇用支援協会の野田亘さんは「例えば介護職は人手不足で、何社も面接会に参加しているが、学生に人気があるのは企画やデザインのような仕事。ミスマッチは大きい」とため息をつく。参加企業の担当者も「接客業なので前に出るタイプの学生がほしいが、実際には“草食系”が多く、ガッツが足りない印象がある」と、採用したい学生像と現実の学生とのギャップに戸惑い気味だ。

 かたや、数十社に応募しても内定を得られない現実を突きつけられた学生からは「地元企業であれば職種にはこだわらない。でも本当に厳しく、もう少し早く生まれればよかったと思ったりします」と、恨み節も聞かれた。

 静岡労働局では今秋、大学生と企業とを引き合わせる「ジョブサポーター」を、従来の2人から一気に14人まで増員。個別相談や個人の希望に応じた求人開拓を行い、企業と学生のミスマッチを解消したい考えだ。

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最終更新:11月17日(水)12時34分

産経新聞

 

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