中東のイエメンからアメリカに向けて発送された航空貨物から爆発物が見つかった事件で、関与が疑われるアルカイダ系のテロ組織が攻撃にかかった費用はおよそ35万円で、今後も、こうした少ない費用でアメリカに対する攻撃を継続すると警告しました。
この事件は、先月28日、イエメンからアメリカのシカゴに向けて発送された航空貨物の中から、相次いで爆発物が見つかったもので、イエメンを拠点とするアルカイダ系のテロ組織「アラビア半島のアルカイダ」が犯行声明を出しています。この組織は21日までに、インターネット上で声明を出し「今回の攻撃にかかった費用は、爆発物を内部に細工したプリンターの購入費や航空貨物の発送費などあわせて、わずか4200ドル、日本円で35万円だった」としたうえで、こうした攻撃について少ない費用で敵に大きな恐怖を与えることができるとして今後も航空貨物を使った攻撃を継続すると警告しました。これに対して、アメリカ軍の制服組トップのマレン統合参謀本部議長は21日、ABCのテレビの番組の中で「イエメンのアルカイダ系組織はいっそう、深刻な脅威になってきた」と述べたうえで、航空貨物を使ったテロ攻撃を未然に食い止めるため、イエメンをはじめとした関係国と連携して、対策に全力をあげる姿勢を強調しました。