これ政治資金?駐車反則金・観劇・銀座クラブ
読売新聞 11月19日(金)15時57分配信
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読売新聞 |
これまで不透明だった使い道の一部が明らかになり、政治活動として疑問視される支出が見つかった。
民主党の山花郁夫衆院議員の資金管理団体「山花いくお後援会」は昨年9月、駐車違反の反則金1万5000円を警視庁に納付し、同額を政治資金から支出した。山花事務所によると、スタッフがポスター張りをした際、反則切符を切られたという。同事務所は「政治活動中の違反だったので後援会の会計から支出した」としている。
昨年8月の衆院選で落選した自民党の松本文明・元衆院議員が代表を務める同党都第7選挙区支部も、同様の支出を18日に訂正した。秘書による4回の駐車違反の反則金計6万円をいったん計上したが、松本事務所は「後援者宅を回った時の違反。個人に負担させるのは酷と考えたが、社会通念上おかしいとの指摘を受け訂正した」と説明する。
同支部では、チャイルドシート代2万8329円もいったん計上し、18日に削除した。松本事務所では「出産祝い品として選挙区外の支持者に渡したが、疑念を持たれかねないと判断し、削除した」としている。
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自民党の佐藤ゆかり参院議員が代表を務める同党都参議院比例区第57支部が、総額約507万円分の領収書などを「紛失した」と報告した。その場合には紛失した領収書リストを代わりに添付しなければならない。
リストによると、紛失した領収書などは計49枚、合わせて506万7194円分に上った。1件当たりの金額が「郵送料 77万8250円」「ポスター・選挙葉書(はがき) 77万7000円」など高額なものや、組織活動費として「観劇チケット代 4万8000円」などの使途が記載されている。佐藤事務所では「段ボール箱の誤った破棄があり紛失した」としている。
内閣府副大臣の東祥三衆院議員が代表を務める民主党都第15区総支部は昨年9月、銀座のクラブに7万6650円を支出した。同支部は税金などが原資となる党からの交付金を約2236万円受け取っている。事務所は「情報を得るため本人が出席した。政治活動で様々な方にお会いするよう心がけている」としている。
最終更新:11月19日(金)15時57分
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