外国人観光客・宿泊客の受け入れ研修会が16日、日田市であった。日田や天ケ瀬など温泉旅館・ホテルと観光協会、行政関係約40人が参加、年々増加する韓国、中国などアジアからの観光客への「喜ばれるサービスは何か」を勉強した。本格研修は同市では初めて。
09年の外国人宿泊者は、旧日田市が韓国1042人、中国185人、台湾178人など▽天瀬町が韓国1万1113人、台湾1847人、中国62人など。08~09年はリーマンショックやウォン安、新型インフルエンザなどで減少したが、今年は回復基調という。
講師のJTBコミュニケーションズ九州の高松金生・営業統括部長はこうした背景を踏まえ、「中国人客の86・5%は日本初訪問、韓国人客の半数はリピーター」と解説。さらに、「韓国人客は朝夕食に和・洋食を組み入れ、本場キムチを添えたビュッフェスタイルが無難」「中国人客は相部屋を好まず、特に景色がいい露天風呂が人気」などと具体的に助言した。【楢原義則】
毎日新聞 2010年11月17日 地方版