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Microsoft Outlook 個人用フォルダ バックアップ ツールを使用する

適用対象: Microsoft Office Outlook 2007

 

個人用フォルダ バックアップ ツールを使用すると、Outlook 内で選択した情報をすばやく簡単にバックアップして、ハード ディスク、ネットワーク サーバー、またはネットワーク シェア上に保存することができます。

この記事の内容


個人用フォルダ ファイル (.pst) とバックアップ ツールについて

この記事では、Microsoft Outlook の個人用フォルダ バックアップ ツールについて説明します。個人用フォルダ バックアップ ツールは、Microsoft Office Online からダウンロードできます。

Microsoft Exchange Server の電子メール アカウントまたは Windows Live メールなどの HTTP アカウントを使用している場合以外は、Outlook のデータはすべて個人用フォルダ ファイル (.pst) に保存されます。Microsoft Exchange Server または Windows Live メール アカウントを所有している場合でも、データを .pst ファイルにバックアップし、電子メール サーバーではなくローカルのコンピュータに保存することができます。

.pst ファイルには、[受信トレイ]、[予定表]、[連絡先] などの Outlook フォルダがすべて含まれます。.pst ファイルは、1 つだけ使用することもできますが (この場合は、通常、フォルダ一覧に [個人用フォルダ] と表示されます)、アーカイブ用に複数使用することもできます。個人用フォルダ バックアップ ツールを使用すると、任意の .pst ファイルまたはすべての .pst ファイルをバックアップすることができます。

情報をバックアップすると、複製した Outlook データをコピーして、CD や DVD などのリムーバブル メディアに保存できます。バックアップ ファイルは、元のファイルの完全なコピーであり、同じファイル形式で保存されます。ファイルをバックアップするように定期的にアラームで通知することもできます。

 メモ 

  • 個人用フォルダ バックアップ ツールでバックアップできるのは、.pst ファイルだけです。Exchange Server のメールボックスを使用している場合は、Exchange Server 管理者が、定期的にサーバーのメールボックス フォルダをバックアップします。
  • 東アジア向けオペレーティング システムと英語バージョンの Microsoft Office を使用している場合、このダウンロードは使用できません。

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個人用フォルダのバックアップと、エクスポートやアーカイブとの比較

Outlook の電子メール メッセージ、連絡先、予定、仕事、メモ、および履歴項目をバックアップするには、個人用フォルダ バックアップ ツールの使用、エクスポート、アーカイブの 3 つの方法があります。

個人用フォルダ バックアップ ツール     1 つまたは複数の .pst ファイルの完全なコピーを作成し、ハード ディスク、ネットワーク サーバー、またはネットワーク シェア上に保存します。

エクスポート    フォルダ内の元のデータを保持したまま、Outlook 情報を含むファイルを作成します。一度に 1 つのフォルダしかエクスポートできません。

アーカイブ    バックアップするアイテムをフォルダから移動します。

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個人用フォルダ バックアップ ツールをインストールする

  1. Outlook を終了します。
  2. Microsoft Office Online サイトの [ダウンロード] リンクをクリックし、ダイアログ ボックスの指示に従ってツールをダウンロードします。

 メモ   言語を変更するには、[言語の変更] ボックスの一覧で言語を選択し、[Go] をクリックします。次に、[ダウンロード] をクリックします。

  1. ハード ディスクにダウンロードした pfbackup.exe をダブルクリックして、セットアップ プログラムを起動します。
  2. 画面に表示される指示に従って、インストールを完了します。
  3. Outlook を起動します。

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個人用フォルダ バックアップ ツールを使用する

 ヒント   バックアップ処理を開始する前に、.pst ファイルのサイズを確認することができます。.pst ファイルに複数のフォルダがある場合は、最上位のフォルダを選択して、すべてのフォルダの合計のファイル サイズを確認する必要があります。

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個人用フォルダをバックアップする

バックアップする個人用フォルダ ファイル (.pst) を開いておく必要があります。フォルダ一覧にファイル名が表示されていれば、そのファイルは開いています。

  1. [ファイル] メニューの [バックアップ] をクリックします。

表示[バックアップ] が表示されない場合

個人用フォルダ バックアップ ツールがインストールされていないか、または削除されています。個人用フォルダ バックアップ ツールをインストールしてください。

 メモ    Microsoft Office Online Web サイトから個人用フォルダ バックアップ ツールをダウンロードする必要がある場合があります。

バックアップする情報を指定する

コールアウト 1 バックアップ コピーを作成する個人用フォルダ ファイル (.pst) の一覧です。
コールアウト 2 最終バックアップ日時が表示されます。
コールアウト 3 [オプション] をクリックすると、バックアップのアラーム、バックアップ コピーを作成する個人用フォルダ ファイル、バックアップ ファイルの保存先などを設定できます。
コールアウト 4 以前に作成したバックアップ コピーを開くことができます。
  1. [オプション] をクリックします。

バックアップのオプション

コールアウト 1 チェック ボックスをオンにするとアラームが表示されます。1 ~ 999 の任意の日数を指定できます。
コールアウト 2 バックアップ コピーを作成する個人用フォルダ ファイルのチェック ボックスをオンにします。
コールアウト 3 [ファイルの場所] はデータのバックアップ コピーを作成する場所です。元のデータが移動または変更されることはありません。バックアップが完了したら、Windows エクスプローラでこの保存先に移動して、バックアップ ファイルを確認できます。また、このバックアップ ファイルを、CD、DVD、ポータブル ハード ディスク ドライブ、ポータブル メモリ デバイスなどのリムーバブル メディアにコピーすることもできます。
  1. [以下の個人用フォルダをバックアップする] ボックスの一覧で、バックアップするアイテムのチェック ボックスをオンにします。
  2. 表示されている .pst ファイルの名前を変更します。別のフォルダを選択するには、[参照] をクリックして目的の保存先に移動し、[開く] をクリックします。

 メモ   [ファイルの場所] ボックスには、既定のファイル名と .pst ファイルの保存先が表示されます。

  1. このファイルのバックアップ コピーを作成するためのアラームが自動的に表示されるようにするには、[バックアップ アラームを <n> ごとに出す] チェック ボックスをオンにし、1 ~ 999 の任意の日数を入力します。
  2. [OK] をクリックします。
  3. [バックアップの保存] をクリックします。

 メモ   選択したアイテムのバックアップは、Outlook を終了するまで作成されません。

バックアップのアラームのオンとオフを切り替える

  1. [ファイル] メニューの [バックアップ] をクリックします。
  2. [オプション] をクリックします。
  3. 次のいずれかの操作を行います。
    • バックアップのアラームをオンにするには、[アラームを設定する] チェック ボックスをオンにし、1 ~ 999 の任意の日数を入力します。
    • バックアップのアラームをオフにするには、[アラームを設定する] チェック ボックスをオフにします。
  4. [OK] をクリックします。

個人用フォルダ ファイルのバックアップの保存先を変更する

  1. [ファイル] メニューの [バックアップ] をクリックします。
  2. [オプション] をクリックします。
  3. [以下の個人用フォルダをバックアップする] ボックスの一覧で、バックアップの保存先を変更するファイルのチェック ボックスをオンにし、[選択したファイルを以下の場所にバックアップする] ボックスの保存先を変更します。
  4. [OK] をクリックします。
  5. [バックアップの保存] をクリックします。

個人用フォルダ バックアップ ツールを削除する

  1. Outlook を終了します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • Microsoft Windows Vista    
      1. [コントロール パネル] の [プログラム] で、[プログラムのアンインストール] をクリックします。
      2. [Microsoft Outlook 個人用フォルダ バックアップ] をクリックして、[削除] をクリックします。
      3. 選択したプログラムをアンインストールするかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
      4.  メモ   クラシック表示を使用している場合は、[プログラム]、[インストール済みプログラム] の順にダブルクリックします。次に、[Microsoft Outlook 個人用フォルダ バックアップ] をクリックして、[削除] をクリックします。選択したプログラムをアンインストールするかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。

    • Microsoft Windows Server 2003 または Windows XP    
  1. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] をクリックします。

 メモ   クラシック表示を使用している場合は、[プログラムの追加と削除] アイコンをダブルクリックします。

  1. [プログラムの追加と削除] タブのプログラムの一覧で [Microsoft Outlook 個人用フォルダ バックアップ] を選択します。
  2. [変更と削除] をクリックします。
  3. 選択したソフトウェアをアンインストールするかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。

個人用フォルダ バックアップの状態を表示する

  • [ファイル] メニューの [バックアップ] をクリックします。[Outlook 個人用フォルダ バックアップ] ダイアログ ボックスで、現在バックアップを作成するために指定されているファイルと最終バックアップ日時を確認できます。

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バックアップからアイテムを復元する

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個人用フォルダ ファイルのバックアップ コピーを開く

  1. [ファイル] メニューの [バックアップ] をクリックします。
  2. [バックアップを開く] をクリックします。
  3. 目的の個人用フォルダ ファイルをクリックし、[開く] をクリックします。

 メモ   個人用フォルダ バックアップ ツールを使用せずに .pst ファイルを開くには、Outlook の [ファイル] メニューから Outlook データ ファイルを開きます。

.pst ファイルの保存先

バックアップによって作成された .pst ファイルは、Outlook の Local Settings フォルダに保存されます。

  • Microsoft Windows Vista    

c:\users\<ユーザー名>\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook

Windows エクスプローラで既定の表示方法を変更して、隠しフォルダを表示する必要がある場合があります。

表示その方法は?

  1. Windows の [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。
  2. [作業する分野を選びます] の [パフォーマンスとメンテナンス] をダブルクリックします。

 メモ   コントロール パネルの [クラシック表示] を使用している場合は、次の手順に進みます。

  1. [参照] の [ファイルの種類] をクリックします。

 メモ   コントロール パネルの [クラシック表示] を使用している場合は、[フォルダ オプション] をダブルクリックします。

  1. [表示] タブをクリックします。
  2. [詳細設定] の [ファイルとフォルダ] の [ファイルとフォルダの表示] で、[すべてのファイルとフォルダを表示する] をクリックします。
  • Microsoft Windows Server 2003 または Microsoft Windows XP    

c:\Documents and Settings\Profiles\<ユーザー名>\Local Settings\Application Data

Windows エクスプローラで既定の表示方法を変更して、隠しフォルダを表示する必要がある場合があります。

表示その方法は?

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ] をクリックします。
  2. [ツール] メニューの [フォルダ オプション] をクリックします。
  3. [表示] タブをクリックし、[すべてのファイルとフォルダを表示する] をクリックします。

データを復元する

バックアップ データの復元方法は、復元する情報の量によって異なります。次のような方法があります。

  • 誤って削除または変更した少量のアイテムを復元する場合は、バックアップ ファイルを開き、該当するアイテムを元のファイルに移動またはコピーします。
    1. [ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[Outlook データ ファイル] をクリックします。
    2. 目的の .pst ファイルをクリックし、[OK] をクリックします。

データ ファイルに関連付けられているフォルダ名が [フォルダ一覧] に表示されます。[フォルダ一覧] を表示するには、[移動] メニューの [フォルダ一覧] をクリックします。既定では、このフォルダには [個人用フォルダ] という名前が付けられています。

  • バックアップ ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、[閉じる] をクリックして閉じます。
  • 大量のアイテムまたはフォルダ全体を復元する場合は、ファイルのバックアップ コピーをインポートします。フォルダ全体を置き換える必要がない場合は、目的のアイテムをフィルタして取得できます。または、フォルダ全体をインポートし、重複するアイテムを置き換えるかどうかを指定できます。
  1. [ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] をクリックします。
  2. [ほかのアプリケーションまたはファイルからのインポート] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  3. [個人用フォルダ ファイル (.pst)] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. [インポートするファイル] ボックスで、インポートする .pst ファイルのパスとファイル名を指定します。

表示バックアップの保存先がわからない場合

  1. [移動] メニューの [フォルダ一覧] をクリックします。
  2. 保存先を確認する .pst ファイルの最上位のフォルダをマウスの右ボタンでクリックします。
  3. ショートカット メニューの ["<ファイル名>" のプロパティ] をクリックし、[詳細] をクリックします。[ファイル名] ボックスに、保存先の情報が表示されます。

表示使用しているバージョンの Outlook と互換性がないか、または破損しているため、個人用フォルダ ファイル (.pst) が開けないことを示すエラー メッセージが表示される。

Outlook の [ファイル] メニューから .pst ファイルを開こうとしたときに、"ファイル <ファイル名> は、このバージョンの個人用フォルダ インフォメーション サービスと互換性がありません。管理者に連絡してください。" というメッセージが表示される場合は、.pst ファイルに Unicode 情報が含まれています。Unicode 情報は、Microsoft Office Outlook 2003 以降でサポートされています。それ以前のバージョンの Outlook を使用している場合、ファイルを開くことはできません。ファイルを読み込むことができない、またはファイルが破損しているというエラー メッセージが表示される場合は、受信トレイ修復ツールを使用してください。

  1. 次のいずれかのオプションを選択します。

[重複した場合、インポートするアイテムと置き換える]    インポートするファイル内の情報で既存のデータが置き換えられます。

[重複してもインポートする]    既存のデータは上書きされず、重複するアイテムが現在の Outlook フォルダに追加されます。

[重複したらインポートしない]    既存のデータが保持され、ファイル内の重複する情報は現在の Outlook フォルダにコピーされません。

  1. インポート/エクスポート ウィザードの手順に従って操作します。
  • .pst ファイル全体を復元する場合は、Outlook を終了してから Windows の [検索] コマンドを使って、破損した .pst ファイルを検索し、そのファイル名を変更します。バックアップ .pst ファイルのコピーを作成し、そのコピーに、破損した元の .pst ファイルの名前を付けます。このファイルを元の .pst ファイルと同じフォルダに保存し、Outlook を再起動します。