[PR]
ニュース:政治 RSS feed
【法相辞任】柳田法相を事実上の更迭 菅政権への打撃必至 (1/2ページ)
柳田稔法相・拉致問題(56)は22日午前、法務省で記者会見し、自ら国会軽視発言の責任を取って辞任することを表明した。これに先立ち、菅直人首相は柳田氏を首相官邸に呼び、「国民生活を考えれば、何としても速やかに(平成22年度)補正予算案を成立させなければならない。そのことを理解してほしい」と述べ、事実上の更迭を伝えた。後任は当面、仙谷由人官房長官が兼務する。
民主党政権発足後、閣僚の引責辞任は初めて。内閣支持率の低迷が顕著となる中、菅政権への大きな打撃となるのは確実だ。
柳田氏は記者会見で、首相との会談までは続投する意向だったことを明らかにした上で、「私の不用意な発言が影響し、補正(予算案成立)の障害になっていることを考え、首相に『身を引かせていただく』と辞意を伝えた」と説明。ただ、「国会の中で間違った答弁、虚偽の答弁、誠意のない答弁をしたことは一切なかった」と強調した。
仙谷氏は22日午前の記者会見で「柳田氏が熟慮された結果。残念だがやむを得ない」と述べた。