2010年11月22日3時28分
広島市の県営広島西飛行場を飛び立つ真っ赤な複葉機「ワコークラシック」=21日午前、広島市西区、山下奈緒子撮影
広島市の県営広島西飛行場で21日、真っ赤なプロペラ機が飛び立った。主人公の「飛ばねえ豚はただの豚だ」のセリフが有名なアニメ映画「紅の豚」を意識した。
同飛行場は利用者減で、10月末に定期便がゼロに。ヘリポートに変えたい県と存続を願う広島市が対立。市はこの日、航空機13機を並べ、久々のフライトをアピールした。
地元飛行クラブは東京便就航を訴える紙を機体に張り付けた。メンバーの男性(45)は「飛べない滑走路は、ただの道。飛行場としてもう一度、テークオフを」。