村木元局長:内閣府政策統括官に起用へ

2010年9月23日 2時32分 更新:9月23日 2時43分

復職しパソコンにむかう厚生労働省の村木厚子元局長=東京・霞が関で2010年9月22日午後0時46分、長谷川直亮撮影
復職しパソコンにむかう厚生労働省の村木厚子元局長=東京・霞が関で2010年9月22日午後0時46分、長谷川直亮撮影

 政府は22日、郵便不正事件で無罪が確定し21日付で厚生労働省に復職した村木厚子元局長を、内閣府政策統括官に起用する方針を固めた。24日にも発表する。政策統括官は局長級ポストで、現在は同府官房長が兼務している「共生社会政策担当」に就く見通し。

 「共生社会政策」は子育て支援や障害者福祉などを担当し、政府が検討している新たな子育て支援策「子ども・子育て新システム」の取りまとめの中核を担う。村木氏は休職前に厚労省雇用均等・児童家庭局長として子育てや女性の就労支援などに取り組んでおり、政府は村木氏のキャリアを生かせると判断した。厚労省は7月に人事異動を行ったばかりで、局長級ポストを外しにくい事情もあった。【山田夢留】

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