無線LAN:電器店店長ら逮捕 無断で使う機器販売 大阪

2010年9月22日 15時34分 更新:9月22日 19時42分

違法な無線LAN関連機器を販売している疑いで、店舗の「無銭LAN」の看板を外す捜査員ら=大阪市浪速区で2010年9月22日午前11時3分、大西岳彦撮影
違法な無線LAN関連機器を販売している疑いで、店舗の「無銭LAN」の看板を外す捜査員ら=大阪市浪速区で2010年9月22日午前11時3分、大西岳彦撮影

 大阪・日本橋の電器店が他人の無線LANを無断で使う機器を販売した事件で、大阪府警は22日、大阪市浪速区日本橋5の電器店「ファニープレイス」店長の池田輝彦(あきひこ)容疑者(42)=堺市堺区田出井町=ら店の関係者3人を、電波法違反(無線局の無免許開設)のほう助容疑で逮捕した。この店で機器を買った男5人も電波法違反の疑いで書類送検する方針。無線LANの「ただ乗り」のための機器使用や販売を巡る摘発は全国で初めて。

 他は通信販売責任者の佐伯公平(32)=大阪市住吉区住吉1=と販売員の横山和夫(45)=豊中市服部西町1=の両容疑者。池田容疑者は「話したくない」と認否を留保しているが、他の2人は認めているという。

 逮捕容疑は、高出力の電波を発する台湾製無線LANアダプターを複数の客の男に販売。男らが今年5~8月、この機器をパソコンに接続、電波法が禁じた高出力の電波を発する状態にしたのを助けた、としている。

 府警生安総務課によると、府警が鑑定した結果、この機器が発する電波の出力は、電波法が定めた上限の約1000倍に上ることがわかった。府警は今後、機器の入手経路や店の経営実態について追及する。購入者5人は府警の任意の聴取に「ただでインターネットをしようと思って機器を買った」と話しており、いずれも電波法違反容疑で書類送検する方針。【渋江千春】

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