オリックスが西武からFA宣言した細川亨捕手(30)の獲得に乗り出すことが20日までに明らかになった。岡田彰布監督(52)は前日、横浜が中華街で3万円のフルコースを振る舞ったと耳にすると「3万超える中華食わさなあかんな」とさらなる高級中華で口説き落とす考えを明らかにした。
正捕手不在に加えて登録捕手もわずかに6人と絶対数さえ不足している現状。ここまでは表に出さず水面下での調査に終始してきた。すでにソフトバンク、横浜が交渉を終え、出遅れた感もあるが、指揮官は「これからやろう」と焦りはない。
22日にも都内で行われる第1回交渉。場所はミシュランガイドに掲載されるような高級店を用意することが予想される。北京ダック、伊勢エビ、上海ガニ、黒毛和牛、ツバメの巣、アワビ、フカヒレなど高級食材をふんだんに使ったセレブも驚く豪華な晩さんで“恋人”をメロメロにするというのが岡田流の作戦というわけだ。
もちろん、豪華な料理でだけではない。2年総額3億円の好条件も用意し、来季優勝を目指すチームにどれだけその力が必要かを熱く訴えることになる。
(2010年11月20日)