[2010.11.18]
全日遊連 全国理事会を開催 ~現行風営法堅持で反対派なし
全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、原田實理事長)は17日、東京都港区にある第一ホテル東京において、全国理事会を開催した。
冒頭の挨拶で原田理事長は「遊技業に関する法律案」のいわゆる新法案について、民主党の娯楽産業健全育成研究会(娯楽研)からの正式な説明は10月27日に受けたが、執行部では以前から法案を入手しており、5回にわたる執行部会での検討や他団体との意見交換、弁護士を招いての勉強会など協議を進めてきたと説明。そのうえで、「風営法の下で発展していくという基本理念は現在も堅持されている」と強調した。これに対し反対意見などはでなかったという。
また、これまで150店舗で実施されてきたホール向け銀行ATMの試験導入については今後、第2次試験として250店舗を新たに追加し、計400店舗で実施する方針であることが報告された。また、のめり込み防止のために、1日の利用上限額は3万円までに制限されていたが、今後はさらに「1月の利用上限額が15万円まで」という制限も追加される。
「アイムジャグラーEX」のインバーター基板部品欠品問題については、アンケートによる実態把握の調査結果をもとに現在、故障している5000台分の基板を北電子が製作中で、2011年1月には対応可能となる見込み。全日遊連では今後さらに1万5000個を追加し、計2万個の製作をすすめている。