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防衛相“次官通達撤回せず”

11月19日 10時17分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

北澤防衛大臣は閣議のあと記者団に対し、政治的な誤解を招くおそれがある関係者の自衛隊主催の会合への参加は控えてもらうよう求めるなどとした事務次官名の通達を出したことについて、「措置は当然だ」と述べたうえで通達を撤回しない考えを示しました。

防衛省は、さきに、政治的な誤解を招くおそれがある関係者の自衛隊主催の会合への参加を控えてもらうよう求めるなどとした事務次官名の通達を出しましたが、自民党などは「憲法違反にあたる」などとして撤回と責任者の処分を求めています。これについて、北澤防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し、「通達に政治的な意図はまったくない。政治的中立を保ち、文民統制=シビリアンコントロールがきちんと機能するような組織を常に心がけている防衛省の立場からすれば、今回の措置は当然のことだ」と述べ、通達を撤回しない考えを示しました。一方、北澤大臣は、仙谷官房長官が18日、自衛隊を「暴力装置でもあり、ある種の軍事組織だ」と表現したことについて、「仙谷官房長官は発言の直後に撤回して陳謝し、菅総理大臣も、発言について残念だという趣旨で答弁した。私も委員会の中で感想を聞かれたが、まさに残念という思いだ」と述べました。