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仙谷由人官房長官(64)が18日午前の参院予算委員会で、自衛隊を「暴力装置」と表現した。「国会答弁は2つ覚えておけばいい」発言の柳田稔法相(56)に続く、閣僚の失言。仙谷氏は陳謝して撤回したものの、政権の内部崩壊は止まりそうにない。
仙谷氏は公務員の政治的中立について、自民党の世耕弘成参院議員(48)から質問を受け「暴力装置でもある自衛隊、ある種の軍事組織だから特段の政治的な中立性が確保されなければならない」と発言した。議場はどよめきとヤジの嵐。世耕氏から抗議を受けた仙谷氏は「実力組織」と言い換え「不適当だった。自衛隊のみなさん方には、謝罪します」と語った。
午後には菅直人首相(64)も、この件で謝るハメに。自民党の丸川珠代参院議員(39)から「自衛隊の最高指揮官として謝罪すべき」と突き上げられ「自衛隊の皆さんの、ある意味プライドなどを傷つけることになり、おわびしたい」と陳謝。終了後は仙谷氏に対し「以後、気をつけるように」と注意した。
負の連鎖が止まらない菅内閣。首相は柳田氏について「本人には強く注意した。更に頑張ってもらえると思っている。罷免すべきとは思っていない」とかばった。しかし当の柳田氏は“切り札”の「個別の事案については答弁を差し控える」を使えず、攻め立てられて立ち往生。「今後、国会審議ではより一層、真摯(し)かつ誠実に対応する」と弁明したが、議場では「3つ目の答弁覚えたか!」とヤジが飛んだ。
自民党は22日にも法相問責決議案を提出予定。公明など野党各党も賛成する構えで、可決の見通し。進退問題への波及は必至となった。
自民党は仙谷氏と馬淵澄夫国交相(50)にも問責決議を提出したい考え。ただ、「暴力装置」は、自民党の石破茂政調会長(53)も昨年3月、「警察と軍隊という暴力装置を合法的に所有するのが国家の一つの定義」と発言しており、今後の攻防は激しさを増しそうだ。
(2010年11月19日06時02分 スポーツ報知)
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