家電を対象にしたエコポイント制度は、来月からもらえるポイントがおよそ半分に減るのを前に、駆け込み需要が増えたことなどから、先月の申請件数が1か月間としてはこれまでで最も多くなりました。
家電のエコポイント制度は、省エネ効果が高い地上デジタル放送対応テレビやエアコン、それに冷蔵庫を購入した人が商品券などと交換できるポイントをもらうものです。経済産業省によりますと、10月にポイントをもらうための申請の件数は303万件で、前の月より70万件近く増え、1か月間としては最も多くなりました。これは、12月1日以降に購入した人は得られるエコポイントの点数がおよそ半分に減ることが先月、決まったことから、駆け込み需要が増えたことなどが主な要因とみられています。エコポイント制度は来年1月からさらに見直されて「省エネ効果が最も高い5つ星の製品に買い替え、古い製品をリサイクルに出した場合」に限ってポイントをもらえるよう対象が絞り込まれることになっていて、経済産業省では消費者が混乱しないよう、制度の周知に努めたいとしています。