記事入力 : 2010/11/21 10:01:41
活字離れ:読解・作文ができない子どもたち(中)
文章をきちんと書けない児童は58人(54.2%)、段落を分ける力がない児童は94人(87.9%)に達した。「咸安郡は、九つの花軸のうち、2個(原文は誤字)の花軸から6、7個である、それぞれ一輪ずつ咲き、最近の紅蓮(こうれん)とは異なり、花弁の数が少なく、長さが長い(実際の記事の内容:咸安郡では、6、7日、九つの花軸のうち二つの花軸からそれぞれ1輪ずつ咲いたが、8日ごろさらに1輪咲くなど、残りの花軸からも近いうちに花が咲くとみられる。花は薄い赤の紅蓮で、最近の紅蓮とは異なり、花弁が小さく、長さが長いのが特徴だ)」、というように、誤字が多かったり、主語と述語が呼応しない文章を書いたりしているケースも多かった。
また、「キムさんが一しょけんめいがんばる。でもイさんは抱きかかえたまま息をひきとった。キムさんを探しても地下(霊安室)のいること(実際の内容:キムさんは一生懸命努力した。しかし、イさんに抱きかかえられたまま息を引き取った。〈イさんが病院で〉キムさんを探しても、地下にいると言われた)」や「友達が田に落ちそうになると、友達を助けて全力で引き上げようとしてから死んだ(実際の内容:友達が田んぼに落ちそうになり、友達を助けて全力で引き上げようとして死んだ)」など、分かち書きや正書法を誤っている答案も少なくなかった。
「種の立場になって文を書いてみよう」という問題には、自分の考えだけを並べたてる児童が多く、批判的な思考力を提示できた児童は52人(48.6%)にすぎなかった。ソ・ジンクォン教諭も、「多くの児童が理解力が不足しており、内容を要約できず、そのまま書き写したり、中心的な内容ではない周辺的な内容を書き連ねたりした」と話した。
- 最近、本を読まずにテレビやゲーム、インターネットに熱中する「活字離れ児童・生徒」が増えている。/写真=李泰景(イ・テギョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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