RD-X9 TS録画はまともに出来るのか?
以前に「RD-X7」のレポートとして、
コチラの記事 http://blogs.yahoo.co.jp/b_maxx21/3175575.html で書いているのですが、
これまでの東芝のデジタル放送のレコーダーでは、TSモードで録画したタイトルでは字幕放送の信号切替があるとストリームの欠落が起こり数秒間のコマ欠けのような現象が発生して完全な録画が出来ない、という、伝統の悪しき仕様(ある意味では致命的とも言える不具合)があります。
ちなみに、、この現象が発生するタイトルは録画時間が数秒短くなっているので、字幕信号切替時に録画が一時停止しているもの、だと思っていたのですが、最近のネット上の情報によると、録画されたタイトルをパソコン上に吸い出すと欠落は無いらしいので、録画ではなく再生側の不具合である、ということです。
(TS録画では字幕信号も記録していますから。)
いずれにしても、回避出来ないことなので、問題の本質は変わらないですが。
私の場合は、この不具合が発生することを承知の上で(2台目以降も)東芝のレコーダーを買っている訳で、当然、今回買った「RD-X9」も同じで、TS録画はまともに出来ない、というつもりでいました。
ネット上の情報では、一つ前の「RD-X8」世代である「RD-S1004K/S304K」でも発生するということでしたので。
でも、なんと!、「RD-X9」ではこの不具合が解消されているのですねぇ。
購入してから約2週間、初期不良の洗い出しを兼ねて、片っ端からいろいろ録画しまくっていたのですが、この不具合は全く発生しません。
今まで数年間、東芝自身が現象を把握していても直せない不具合で、仕様だと思ってあきらめるしかなかったものだけに、嬉しい誤算です。
なんだか、これだけで、衝動買いだったのにが一気に、「RD-X9」を買って良かった、と思うようになってしまいました。(本来なら、出来て当たり前のことなのに。)
RD-X7で録画したタイトル(上)と、RD-X9で録画した同タイトル(下)
RD-X7で録画したものは録画時間が数秒短くなっている。
(この番組の場合、次回予告の最後の部分が欠けてしまっている。)
さて、それなら、従来の機種の改善はどうなの?、と思って東芝のサイトを見ていたら、
「RD-X8」と「RD-S1004K/S304K」のサポート情報で、’09年5月のファームウェアVer 05に、
「TS録画タイトルの再生で、一瞬再生が停止する場合がありましたが改善しました。」
という改善項目があることに気がつきました。
もしかすると、これが改善策だったのかも???
ただし、この件に対しては、ネット上の情報はそれほど多くないため、現時点ではこれ以上のことは判りません。
可能ならば、私が所有している「RD-X7」や、それ以前の機種も改善して欲しいものですが、その後一向にファームウェアが公開される気配はありません。
東芝のレコーダー開発は、既にブルーレイに集中しているのか、テレビと開発部門が統合されて手薄になっているのか、もう従来機の不具合のフォローなんてやってられない、って感じなのかなぁ?
でも、これまでの東芝のレコーダーのファンをないがしろにすると、この先ブルーレイを自社開発したとしても、もう一度戻ってきてはくれないかも知れませんよね。
特に、この不具合に関しては、TS録画が前提のブルーレイでTS録画がまともに出来なかったら、って言ったら話しにならないから、その前にしっかりとフォローしておいた方がいいと思うのだけど・・・ |