中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

平岡さん追悼、花壇設置へ 島根県立大 '10/8/12

 島根県立大の本田雄一学長は11日の定例会見で、浜田女子学生遺棄事件で犠牲になった平岡都さん=当時(19)=を追悼し、事件の風化を防ぐため、今月下旬から花壇の設置作業を始めると発表した。

 設置場所は、キャンパスの中心にある講堂前広場の緑地帯25平方メートル。約30センチ掘り下げ、学生や教職員が手作業で仕上げる。行方不明になった10月26日ごろの完成を目指す。

 花壇には、追悼式などで献花台に手向けられた花を堆(たい)肥(ひ)にして使う。今後、学生代表や教職員で話し合いながら植栽を決めていく。本田学長は「一年を通じて花が咲く花壇にしたい。銘板も掲示し、設置の趣旨も明記する」と説明した。

 初盆を前に6日、学長や副学長ら9人が、広島県北広島町の臥龍山へ行き献花したと明かし、「現場を見て、二度と起こしてはならない事件だと強く感じた」と力を込めた。



MenuTopBackNextLast