昨年秋に県立大の女子学生が広島県の山中で遺体で見つかった事件を受けて発足した浜田市議会の安全・安心まちづくり推進特別委員会は17日、同市殿町で、学生を対象に「地域の安全を考えよう会」を開いた。8月から市内各地で住民を対象に開催し、今回が予定の最後。参加した県立大生らは、暗い道を指摘し、「街灯を増やして」などと要望した。
参加したのは、県立大生5人の他、浜田ビューティーカレッジ▽浜田医療センター付属看護学校▽浜田准看護学校--の学生各4人の計17人。県立大の1年生が「暗いし、ガードレールがないところもあり、生活していて一番怖い」と指摘した道は、女子学生がアルバイト帰りに使っていたといわれる坂道。別の学生は「『海のみえる文化公園』も怖い」「浜田駅も暗いと感じる」「街灯の質を上げて」と話した。【大西康裕】
毎日新聞 2010年11月18日 地方版