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[24354] 【習作】魔導師物語(ネギまXリリカルなのは)
Name: 雨の境目◆1dbe5262 ID:4f31992d
Date: 2010/11/20 04:26
 
 タイトルはこれで今度こそ決定します
  
 感想があればどうぞ。指摘された部分はなるべく直したいと思います
 
 できれば詳細に教えてくれたら有難いです



[24354] 第一話 「きっかけ・始まり」
Name: 雨の境目◆1dbe5262 ID:4f31992d
Date: 2010/11/20 18:02
森の中に突然光と音が生まれた。

 車が激しく燃えている少女は涙を流しながら張り裂けそうな声を上げて
「お父さん!!お母さん!!」と少女は何度も何度も、届かない声を車内の両親に呼びかけた

原因は動物だった。車道の脇から飛び出したキツネらしき動物を避けようとハンドルのきりすぎ

た結果ガードレールを越えて、15メートルの崖から転がり落ちたのだった。

 少女の両親はこの時にはすでに心肺停止状態になって数分の時間がたっていた。  

救急車がこの時にいれば彼女の両親は助かったかもしれない。だがここは、15メートル下の崖で森の中なのだから来るだけでも1時間近くはかかる両親の命は、絶望的だった・・

 車が爆発した少女は爆風に飛ばされ
近くの木に体を強くぶつけ薄れ行く意識の中で、「お父さん・・お・・・かあ・・さ・・・ん」と呼んだ


少女が目を覚ました時、そこは、森の中ではなく部屋の中だった。部屋は広く周りを襖が囲っていた

少女の体には、手と足、頭に包帯が巻かれていた突然の周りの変化に頭がついていけなかった。

混乱した頭をよぎったのは、車の中にいた両親だった。

「お父さん・・ッ!!」足に強い痛みが走った、少女は足を見ると血が包帯越しに滲んでいた。

 その時襖の向こうの廊下から足音が聞こえてきた。

足音がだんだん大きくなり襖越しに男の影が映っていた

少女は、怖くなり部屋の隅で体を丸めて震えていた。涙を流しながら「助けて・・!!」

足音が止み襖が開いた。その男は170cmを越えていた髪は長く後ろで、纏めている年齢は30を超えているように

見えた。少女が脅えている最大の理由は、男の影の時にも映っていた槍だった柄の長さは1メートル以上槍頭は

30センチ以上あった。殺される少女はそう思った。

 しかし少女を見た男は、「ああ・・そうだ」とつぶやき手に持っていた槍を床に置き少女の方に近寄ってきた。

男は笑顔を見せ「大丈夫怖くないよ。」と手上げて言う。だが少女は、怖いままだ。

だが、いきなり知らない部屋に連れられ槍を持った男が自分の前に現れたのだから「大丈夫」

と言われても信用はできなかった。男も少女の目がまだ怯えているのに気づき少し困った様子で頭を傾げていた

「僕の名前は、和泉冬季(とおき)っていうんだ。君の名前は?」と訊ねてきた。

少女は恐る恐る自分の名前を、告げた「亜子・・和泉亜子」と、名前を聞いた男は冬季は、

「偶然だね。同じ苗字なんて・・よろしく亜子ちゃん」とやさしく笑顔を向けたまま、手を差し伸べた

少女は亜子はゆっくりと、手を上げ差し出された手を握った。
 

 麻帆良学園 桜通り
 
 彼女は部活の帰りだった。時刻は午後6時を過ぎていた「遅くなっちゃったーな」彼女は、走っている

寮に先に戻っている友達はきっと夕飯を作り待っているだろう「急がないと」その時視界に、光る物が、

見えた彼女は足を止めると「?」桜の木の下に、赤いビー玉があった「なんだ、ビー玉か」彼女は、とりあえず

ビー玉を取り「まあ、もっていちゃってもいいかな?」彼女はスカートのポケットに、仕舞い込もうとしたがふと

誰かに呼ばれた気がした。「?」彼女は周りを見たが、誰もいない「気のせい・・?」「って!急がないと!」

そして、彼女は再び走り出した。このビー玉が、彼女の今後を大きく変えるきっかけである。

 あの少年が来る三ヶ月ほど前の話である。


 ???

 少女は憂鬱だった。先週大好きだった祖父が亡くなったのだ。あまりに悲しくて、世界がとてもくだらない

と思えてしまう程に、憂鬱になっているのだ。少女は今、祖父の家で、荷物の整理を手伝っている「はあ、

おじいさま・・・」少女は書斎に入ろうとしている。書斎に入り改めてその書籍の多さに驚く今、彼女がいる

学園の貯蔵に比べれば微々たるものだ。まあ、個人の書斎としては十分りっぱだ。この本達もきっと、

誰かの手に渡るのだろう、「?」少女は、本棚の上の背表紙に何も書いていない本を見つけた。「これは、

珍しいですね」少女は本を取ろうと触った時ガシャン!と何かが外れた音がしたそして床がはずれ、

地下への階段が出てきた少女は、恐れ恐れ下へ降りていったそして「これは!」少女は見た。

哲学者だった祖父の夢を・・・

 子供先生が赴任する二年半ほど昔の話である

これが三人の少女の非日常の始まりであり、魔法とゆう非常識の存在の出会いである・・





[24354] 第二話 「学園・散歩」
Name: 雨の境目◆1dbe5262 ID:4f31992d
Date: 2010/11/15 23:56
日本 麻帆良学園

 呼ばれている「・・・子・・きて・・」と「おきろー」と「ねか・・・して・・ら?」三つの違う声が、自分を

呼んでいる彼女は「・・・・う・・・ん」と体を起こし目を擦りながら、三つの声の方に「おはよう」と

挨拶をした。挨拶された三人は「寝ぼけてるよ」「朝じゃないよ」「おはよう・・亜子」と

 ここは、麻帆良学園の女子中校舎近くのオープンカフェのテーブル彼女亜子は、仲のいい

三人組・・まき絵・裕奈・アキラの三人だ。亜子は楽しく喋っているうちにウトウトと眠って

しまったのだからさて、困ったと三人はとりあえず寝かしてあげたが、30分しても起きないので

呼びかけておこしたのだっだ。その話を聞いた亜子は、申し訳なく「ごめん・・」と頬と赤くして

答える。「気にしないよ」「そうそう」「気にしないで」と三人は笑顔で答えた。

 「ところでどんな夢だった?」とまき絵が聞いてきた。「え。」亜子は面を喰らい、裕奈は

「もしかして・・・男の夢?」と口をニヤニヤさせながら言った。「え!えと。」とうろたえた亜子を

見て「まさか!ネギ君!?」とまき絵は迫る感じで言ってきた「ちゃうよーけどなんやったけ?」

ととぼけた様に言ったものだから、「やっぱりーネギ君でしょ!!!」と裕奈が意地悪そうに言った

「どんな!?どんな!?夢だったの!?」まき絵はパニック状態だった。「だから覚えてへんとゆう

てるやんかあ!」と亜子も少し興奮ぎみになっていた。「おち・・落ち着いて」とアキラは、なだめ様と

していたが、、三人の耳には聞こえてはいない


 カフェの騒ぎが終わりみんなと別れた亜子は町をブラブラしていた。夢の内容は、正直に言えば

覚えてはいるけどみんなに話す気はない、いや話せない。夢は裏の世界それもまだ魔法使い達

ですら、知らない世界の出来事に繋がっている。夢でも、まき絵達にそんな情報は教えられない。

 ハァと小さくため息とついた「悩み事アルカ?」後ろから突然こえがして、「ひゃぁ!!」と驚き後ろ

を向いた振り向くと「これはこれは驚かして、スマナイネ」と中国人が謝罪してきた「超さん・・」と亜子

は、名前を呼んだ。超鈴音(チャオ・リンシェン)学園最強の頭脳をもちマッド・サイエンティスト・人気

屋台「超包子」(チョオパオズ)のオーナーであり亜子のクラスメイトでもある。

「で?悩み事カ?和泉さん?」超は、首を傾げて二度目の質問をした。いつのまにか超包子の前を

歩いていた様だった所を超さんに呼び止められたみたいだ。

 亜子は、ジっと超さんの顔を見た「なにか?私の顔についてるカ?」超さんは、首を傾げた。

「ううん。なんにも、悩み事もないよ」亜子は、笑顔で答えた「・・・そうカ?悩んでるように見えたが・・

心配したネ」「うんありがとお」「悩み事があると飯は、おいしくないネ」「そやね」「まぁ・・困ったら私に

いうといいネ」超さんはお店の方に帰っていた。亜子は、背中を見つめしばらくして、また歩き出す

でも超さん相談はできないよ。だって、魔法の事も世界の事も超さんは、知らないのだから「ごめん」


 麻帆良学園 南西 植物園

 ここは、いつも暖かいガラスの壁が太陽光を多く取り込み、木々に燦々と光を浴びせる。ただ今は、

外は夕方を過ぎ夜がせまっているから、気持ち、気温が低い気がする。「ここ来るの久しぶりやな」

去年の夏頃まき絵達と植物園に来たときがあった。まき絵が無料で、バナナが食べられると、言う

情報を元に植物園に来たはいいが、結局はガセネタで、食べられると期待したまき絵が猿の如く

木々に乗り移ったのを良く覚えている。そして、園長に、しこたま怒られたことも、覚えている・・

「まあ、あれはしゃっないな」と亜子つぶやいた。園内を歩いていた亜子はふと足を止めて上を見る

『アジアの植物コーナー』と手作りの看板がぶら下がっていた。「ここはええか」と亜子は引き返した

あそこは、花の匂いが独特な物が多くて亜子には、臭いが辛かったからだ。

 他にも回ろうと思い「・・本屋さんでも行こうかな」と歩き始めたそして亜子は、彼に出会う、魔法

使いであり、自分のクラスの担当である子供先生に・・・






[24354] 第三話 「遭遇・本屋」
Name: 雨の境目◆1dbe5262 ID:e0104fbb
Date: 2010/11/17 11:10

 ネギは歩いていた。正式に3-Aの担任になり本格的にここでの修業が始まると、嬉しくて口元に、

笑みが見え隠れしている「あ!そうだ!買うの忘れてた・・あるかな?」と本屋に駆け出してた。

彼は、日本に来てから毎週買っている雑誌がある。発売日が水曜日なのだがテストの準備などで、

買い忘れていたのだ。ちなみに今日は、金曜日だ。

 ネギは本屋に駆け込むと、レジの周りには昨日発売の雑誌が並べていた。無い事を確認して、店員に

雑誌があるかの質問に「奥の方」と聞きお礼をいい本屋の奥に進んだ。「あった」目当の雑誌を見つけレジ

に向かう時に視界の隅に、教え子の姿が見えた「あ、和泉さん」と名前を呼ばれた少女は、振り向いた・・


 超と別れ本屋に行くと決めた亜子は、まっすぐと目的地へ歩いていた。このまま行けば10分くらいに

は、本屋に着くだろうと思いながら。「どないしよ」行くと決めたが、特にほしい本は・・ないのだった。

その時携帯のメール着信音が鳴った。携帯を取り出し画面を見ると送った相手の名前が表示されていた「!」

亜子は、驚いた送った相手の名前が、今の自分にとってあまり会いたくない名前だったからだ。メールの中の

内容も短く「たまには、連絡をください。皆さんも心配しています。」と亜子にとっては、学園以外のメル友は

彼女をいれて実は、十五人ほどだ。ため息を吐き「ごめんな、まだ無理や」と返信した。携帯を閉じると、

亜子は、前をむいて歩き出した。亜子は学園に入学するときに、ある思いを胸にここに入ったのだから

本屋に到着して、とりあえず漫画コーナーに向かった「新しいのないかなー」と本を物色していたそのとき自分を

呼んだ声がした「和泉さん」と振り向くと、そこには3-A担任がいた「ネギ君」・・・


 ネギは亜子の方に歩み寄ってきた。「和泉さんも、本を探しにきたんですか?」と亜子は「あーいえ、その時間

を潰しにきただけです」「そうですか」とあっさり返答してきた。「じゃあ、遅くならないようにしてください。夜遊びは

だめですよ」と言いながらレジに向かうネギに「はーい」と亜子は笑顔で答えた。小説コーナーに向かい亜子は、「ええの

ないな」本屋を出ようとして、レジの前で何かを探しているネギがいた。「先生?」と亜子は呼んだ。「和泉さん」

泣きそうな声で、「財布を落としてしまいました・・・」もう泣きそうだった。

「ありがとうございます。助かりましたお金は、明日にはちゃんと返します」と頭を下げて、お礼を言った。結局

お金は、亜子が代わりに払った「ええですよ。ネギ君には、お世話になってるんやし、気にしないでください」

「いえ!ちゃんとお返しします」と拳を作りネギは強く答えた。「ええのに・・」と小さい声で、つぶやいていた。


 二人は、横に並び学生寮に向かっていた。日は沈みかけ街灯も、明かりを宿していた「所で前から気になって

いたんですけど?」と亜子は、ネギを見ながら訊ねた。「はい、なんですか?」「ネギ君の杖ってどうやって、

くっついてるんですか?」背中の杖を指差しながら聞いた。「え!?えっとそれは・・・えーと」ネギは説明に非常に

困っていた。魔法だなんて言えないどうしよー!?と心で叫んでいた。

亜子は心の中で笑っていた。どう言うのを待っていた。はよ、いわんかなーとそぶりを見せて、待っていた。

 
 その時だった亜子は「なんや!?」と大地が大きく揺れた。学園全体に衝撃が走ったのだった。

ネギも揺れに気づき、「今のは、魔力の波!?」ネギと亜子の携帯が同時に鳴った、ネギは慌てて画面を

開き「はい!タカミチ!?え!・・・うんわかったすぐいくよ」ネギは、携帯を閉じ亜子の方を向き「亜子さん!

寮に、もどってください!そして他のクラスにも外出を控えるように言ってください」真剣に亜子を見つめていた

「う・・うん」と、うなずき「後おねがいします!!」と凄まじい行きよいで、走り去っていった。ネギがいなくなると、

亜子も、携帯を出すと、突然≪おはようございます。マスター》と携帯のストラップがしゃべった。「もう、夕方や、

ユニス」と亜子は静かにしゃべった。《そうでした。すみません》「今のは・・?」と訊ねると、《はい、そうです。

極少規模の次元震です》と彼女のデバイス『ユニトリス』が答えた。「なんで?」《わかりません。ロストロギアが

起動した可能性があります》と言いユニトリスは、《どうしますか?マスター》ユニトリスはマスターである亜子の

返答をまっていた。「とりあえず・・・様子見に行くだけや」亜子はため息を吐き《わかりました》と、返答した

「ごめんなネギ君・・言われた事守れません」ここにはいない先生に謝り「じゃぁいこか。」《はい、マスター》その瞬間

亜子の足元に三角の魔法陣が現れ、魔法陣が強い光を放ち彼女の姿を隠れ光が消えた時そこには誰もいなかった






[24354] 第四話 「接触・赤と黒」
Name: 雨の境目◆1dbe5262 ID:05c0ee6d
Date: 2010/11/20 04:21
学園東側の森

 彼らは、悩んでいた。「どうしますか?これ?」「もう一回やってみませんか?」「多分・・同じ結果だと思うぞ」

と彼らの先程の振動の原因を前に手をこまねいていた。彼らは、一番最初にそれをみつけ、とりあえずは封印処理

をと、それに封印をかけたしかし掛けた瞬間にそれが封印術式ごと吸収してしまったのだ。「困ったなーどうします?

神多羅木先生?」と若い男性教師瀬流彦先生は、隣でタバコを吸っている黒いスーツを着た教師神多羅木先生

に尋ねた。「このまま持っていけばいいじゃないのか?封印できないのだから」と冷静に言った。すると、「ダメですよ

封印しないともっと大きな振動が起こるかもしれません」とさらに隣で、刀を持ち冷静に答える女性が言った「だがな、

実際封印できないのだからしかたないだろう?葛葉?」と神多羅木は、女性に葛葉刀子に言い「そーですよ。刀子

先生」瀬流子彦もまた賛同した。「しかし」と困って振動の原因を見たそれは、宙に浮いてい種子の形をして、まるで

宝石のように青い輝きを放っていた。


 その時後ろから人影が、彼らの間をすごい行きよいで駆け抜けた。「「「!!」」」三人は、自分達の間を抜けた人影を

見たときその人物は、宝石の前に立ち杖を構え呪文を唱えていた。瞬間宝石に数字が浮かび、そして浮くのをやめ地面

に落ちた。「封印した!?」瀬流彦は驚いた自分がやっても吸収されたそれを、突然現れた人物は簡単に封印してしまった

「何者だ!」と刀を抜き構える刀子は強く怒鳴った「・・・・・」その人物は、答えなかった。「答えないなら・・」

 刀子は、足を半歩前に出す「まて葛葉まだ相手は、子供だろう」神多羅木は、新しいタバコに火を点けた。たしかにその人物は、

子供だった中学生くらいの女子生徒に見えた黒のウィッチハットを深くかぶり白のワイシャツと藍色のラインが入ったショート

スカートにグレーのニーソックスを履きそして黒のマントを纏い白の玉が付いた杖を持っていた「確かに子供ですね」瀬流彦は、見ていた

黒の少女は、宝石を拾うとスカートのポケットにしまい込むと、何も言わずに立ち去ろうとする。「待ちなさい!」刀子は彼女に近寄った。


 すると、黒の少女は、杖の先をこちらに向け彼女の足元に光が満ちた同時に彼らがいままで見たこのない魔法陣が展開された

「なっ!」刀子はとっさに、刀を前に出すと「フラシュ」と黒の少女は強い光を杖の先から出した「目くらまし!」後ろにいた瀬流彦は、

目を腕で隠しながらつぶやいた。しかし神多羅木は、サングラスをかけていたためまぶしくはなく黒の少女に向かって風の魔法の

射手を弱めに放った「当たるか」とつぶやき見ていた。少女の方も気づき防ごうとしていた。しかし、彼女が動くよりも早く

《プロテクション≫どこからか機械的な声が聞こえ先程と同じ魔法陣が、前に現れて風の射手を防いだのだ。

 黒の少女は、「ありがとう」誰かにつぶやき身を翻し猛スピードで逃げたのだ。「追うぞ!」神多羅木は叫んだ「「はい!!」」

閃光と同時に後ろに跳んでいた刀子と瀬流彦は、答えた。


 だが、黒の少女は突然横に吹き飛んだのだ「ぐっ!」少女は、二転三転転がった。「また!?」瀬流彦は、黒の少女を飛ばした

人物を見たその姿は、黒の少女と同じ少女だっだ。彼女と違い赤とオレンジの組み合わせたロングドレスを着た少女は、手に

身の丈ほどの大剣を持っている。刃は半透明でクリアグリーンに染っている。他の部分は全て銀色に染まっていた。鍔にあたる

所にこぶし大の赤い玉が埋め込まれていた。赤の少女は、黒の少女に近づき青の宝石を奪い取った「ごめんねでも、これは

危ないものだから」赤の少女は、三人の先生達を見ると「ごめんなさい」と謝り黒の少女の逃げるスピード以上のスピードで、

逃げたのだ。「はやっ!」「追います!」と驚く瀬流彦と冷静に刀子は赤の少女を追いかけた。「刀子、こっちは・・聞いてないな」

呼び止めようとした神多羅木だが、すでにいなかったので諦めた。「待ちなさい!!」黒の少女は、立ち上がり赤の少女に迫る

スピードで、赤の少女を追った。「こっちも!」瀬流彦はまた驚いた。「どうします!?神多羅木先生!」「・・・まあ、追うか」神多羅木は、

走り出した瀬流彦も後を追った。


 赤の少女は、森の中を猛スピードで駆け抜ける「これからどうするの!」《追手を撒くまで逃げるしかありませんね》少女は、後ろを向いた

自分を追い駆る刀を持った女性とさらに60mほど後ろに黒の少女がいた。「あんた!私以外に魔導師になれる人いないって言わなかった!?」

赤の少女は剣に向かって怒鳴った「黒の娘どう見ても私と同じ魔導師でしょ!?」さらに怒鳴った《そのはずだったのですが、どうやら私のセンサー

も錆び付いていたようですね。すいませんでした》「このポンコツ!!」と叫んだとき「『斬空閃』!!」後ろから気の刃が、飛んできた。「うわっ!!」

なんとか、気の刃をかわし後ろを見る「なにするのよ!!危ないじゃない!!」少女は、刀を持った女性に怒鳴った。「なら止まりなさい!!次は、

本気で当てます!!」と女性も叫んだ。女性の警告は、赤の少女聞くも「それは、無理!」「なら・・・切ります!」刀を持った女性は、スピードを上げた

「やば!」赤の少女は慌てる。だが女性の行きよいは、突然がなくなったのだ。「な!?」女性には、自分の手に黒い輪が付いていた。「捕縛魔法!?」

 赤の少女も驚いたその瞬間女性の脇から、黒い光球が飛び出した「え!」赤の少女は、「デイフェンサー!!」と黒の少女と同じ魔方陣が発生して、

光球を防いだ。爆発が起きて煙が舞った《マスター!!》剣は叫ぶと、目の前には黒の少女がいた「お返しです」黒の少女は、「ロットインパクト」杖を赤の

少女の腹に当てると瞬間少女の体に衝撃が走り吹き飛んだ「ぐっ!!!」少女は森を転げまくった。黒の少女は、「返してもらいます」赤の少女に近づいた

「だれが、渡すものですが!」赤の少女は、腹を抑えながら立ち上がった。「丈夫ですね、ですがそれは、あたしが封印した物です」黒の少女は静かに、

しゃべり杖を向けた。「渡してください。今のをもう一度受けますか?」赤の少女は、剣を構えた「悪いけど私は、あきらめが悪いのよ!」赤の少女は、

魔法陣を展開して、黒の少女を睨み付けた。「しかたないですね」黒の少女もまた魔法陣を展開した。赤と黒の少女の衝突は、避けられなかった。


 《どうしますか?マスター》「うん・・どないしよ」赤と黒の少女のにらみ合いを800mくらい後ろの木の上から見ていた白のロングコートを着た少女は、

手の上のストラップと話していた。「あの青い石がロストロギアなん?」《はい、データ照合秘匿級ロストロギア『ジュエルシード』です四年前に管理局が

回収したみたいですが、全てではなくいくつか取りこぼしがあるみたいです》「そっか・・管理局も大変やな」《介入しますか?マスターの実力なら、二対一

でも、何の問題もないと思いますが封印もされているみたいですし、暴発の危険性はないと思います》とユニトリスは答えた。「うーん、戦いは好きやない

それに先生たちも来るやろあんま・・姿変えてるからといって、姿見せるのもな?」亜子は渋っていた。その時、亜子の立っていた木が突然破裂した

亜子は何も言わず木から地面に綺麗に着地した。目の前には、五人組の男が立っていた「何者だ!そこでなにをしている!!」中央の40歳前後の男性

教師が怒鳴りながら尋ねてきた。だが亜子は答えなかった・・・



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