世界初のエベレストのインターネット生中継。この壮大なプロジェクトを思いついたのは3年前です。 僕は、元々夢や目標などがない普通の高校生でした。 その後上京し、アルバイトを転々とする生活。 更には、ニートという自分にあまい生っかけで北海道の山岳部に入り、登山を始めます。
そして、3年前に初めてのヒマラヤ8000m峰を単独・無酸素で登る時に某テレビ局から動画の配信の企画が持ちかけられました。
そこに書かれていたタイトル名は「ニートのアルピニスト はじめてのヒマラヤ」だったのです。だから現地には、本物のニートや引きこもりからメッセージが沢山きました。しかし、彼らのメッセージは応援のメッセージではなく、「栗城は登れない」「こんなのテレビのやらせだ」などと書かれていたのです。
その言葉を受け止めながら登山を行い、山頂近くで断念しました。 帰ってくると「やっぱり栗城は登れない」「夢って叶わないのですね」と書いてあったのです。
そこで僕は3日間だけ休養して、もう一度山に向かって行き無事に山頂にたどり着いたのです。その時、 彼らからのメッセージは 「登頂おめでとう」 ではなく、 「ありがとう」 と書かれていました。
それを見て、確信しました。この成熟した社会にニートや引きこもりやうつの方が多いですが、人間は生きている以上、夢や希望があります。 彼らにも一歩踏み出す勇気があれば変われると思ったのです。それから自主企画で企画書を持って全国の115社の会社を回り続け、 中継の技術開発も行い、 昨年エベレストから生中継を行いました。 そして今年は山頂から中継して、 沢山の人々に 「一歩を踏み出す勇気」 を伝えたいと思っています。
■ エベレスト登頂再挑戦のために栗城さん用のカスタマイズアイテムを開発
オリジナルがあるエベレストコネクトジャケット&パンツのデザインから、8000mの高所での極限の中で、最低限必要と思われるスペックに限定し極力軽量化した栗城さん用のカスタムジャケット、パンツ、ミトンを開発しました。
防弾チョッキや宇宙服に使われる強固な素材ケブラー入りの補強素材を肩や膝部分に使い、ザックショルダーなどがあたったり、動きがはげしくて摩耗する部分等の強度をあげています。またジャケットの背中部分は、給水用のパックをジャケットの内側に背負うため、(自分の体温で水が凍るのを防いでいます)背中回りを広くするフィッティングに変えています。
ミレーデザインチームが1ヶ月半をかけて開発をしました。
先日都内で行ったミレーエベレストナイトイベントで、今回のエベレスト登頂のためにベースキャンプに向かう途中の標高3800m地点よりビデオメッセージが届きました!
アタック |
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EVEREST GTX |
EVEREST CONNECT JKT ※栗城スペシャル |
EXPEDITION 65 |
ベースキャンプ | ||
ADVANCE 9.0 GTX |
EXPERT DOWN JKT |
VALLEE BLANCHE |
K EXPERT EVO GTX PANT |
CHX 50+10 |
K EXPERT EVO GTX JKT |
GRIZZLY JKT |
PULSION 0.9 |
ICE WDS GLOVE |
POWERSTRETCH FACE MASK |
READY TO CLIMB TS SS |
CRAZY CLIMBER TS SS |