恐喝事件で府警が指定暴力団山口組の実質的トップで直系の「弘道会」(名古屋市)会長を逮捕したことについて、熊崎義純本部長は19日の定例会見で「弘道会の京都に対する進出に大きなブレーキをかけた。京都の暴力団勢力の弱体化にもつながる」と逮捕の意義を強調した。今後も資金源を絶つなど壊滅に向け対策を進める方針。
府警が18日逮捕した山口組若頭、高山清司容疑者(65)が会長を務める弘道会は、全国最大の暴力団・山口組の中核組織。警察庁が取り締まり強化を指示している。
府警は4月、山口組2次団体の淡海一家(大津市)総長の高山義友希被告(53)を恐喝容疑で逮捕、地検が組織犯罪処罰法違反罪で起訴している。府警は淡海一家と関係の深い高山容疑者が事件に関与していないか、捜査を進めていた。
毎日新聞 2010年11月20日 地方版