県内の天体愛好家たちが、18世紀後半に活躍したフランス人天文学者シャルル・メシエの星雲・星団カタログをもとに制作した「メシエカード」が、商品化された。同カードの制作委員会は「星が見えない夜のために、きれいなカードをぜひ手元に」と話している。
制作委によると、名刺サイズで、説明カード2枚を含め計112枚。1枚1枚に星雲・星団の写真がプリントされ、天体は種類や観測出来る季節などでグループ分けし、ミニ解説も盛り込んだ。徳島市内の雑貨店などで販売し、価格は税込み3000円。
観測ができない曇りの日でも楽しみながら天体が学べるようにと考案し、約1年かけて商品化した。既に県内の高校の地学部が購入しているという。
取扱店は制作委のホームページで確認可能。問い合わせは制作委(090・7786・7864)。20日には徳島大常三島キャンパスでカードを体験できる催しがあり、こちらの問い合わせは同大の伏見賢一准教授(088・656・7238)。【深尾昭寛】
毎日新聞 2010年11月19日 地方版