記事入力 : 2010/11/20 11:36:46
韓国でインスタントラーメンの消費量減(上)
岐路に立つ業界
健康食品に流れる消費者、農心は7-9月期の売り上げ8.8%減
韓国で1年間に消費されるインスタントラーメンは、約34億8000万個(2009年基準)。これは、国民一人当たり1年間に平均で71個のラーメンを消費している計算だ。「誰もが手軽に食べられる」と言われてきたラーメンの消費量が最近、減っている。これまで年間1兆9000億ウォン(約1380億円)規模を誇っていた国内のラーメン市場が、今年に入って10%以上も売り上げを落とした。
■ラーメン生産業者、連日の株安
最近見られるインスタントラーメンの消費量の減少は、関連企業の実績悪化に直結している。業界トップの農心ラーメンの販売量は、今年の4-6月期に前年比3.2%減となったのに続き、7-9月期には8.8%減と下げ幅が拡大した。その結果、農心の7-9月期全体の売上高(4572億ウォン=約332億円)と営業利益(145億ウォン=約10億5000万円)は、前年同期比でそれぞれ2.1%減、41.6%減となった。来週発表される三養食品の実績も低調との見方が支配的だ。
ラーメンの販売不振などの影響で、農心の株価は最近4取引日連続で下落したのに続き、10日には年初来最安値(19万9000ウォン=約1万4000円)を付けた。また、今月2日に1万7700ウォン(約1300円)だった三養食品株も1万6750ウォン(約1200円、10日の終値基準)と、5%以上下落した。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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