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【芸能・社会】

政府、新常用漢字表を30日告示 大幅増、戦後3回目の改革

2010年11月20日 02時02分

 社会で使用する漢字の目安となる常用漢字表について、政府は19日、「俺(おれ)」「鬱(うつ)」など196字を追加し、「匁」など5字を削除して計2136字に改定した新常用漢字表の内閣告示を24日に閣議決定し、30日に告示することを決めた。

 1946年の当用漢字表(1850字)、81年の現行常用漢字表(1945字)制定に次ぐ戦後3回目の漢字改革で、見直しは29年ぶり。95字を追加した81年を上回る大幅漢字増となる。

 告示を受け、法務省は名前に使える人名用漢字を入れ替える省令改正を行い、文部科学省も中学校学習指導要領の一部を改定。行政機関の公用文書は内閣訓令の制定を経て、新常用漢字表に基づき表記される。

 パソコンや携帯電話など情報機器の普及で漢字使用が容易になった社会状況を踏まえ、文化審議会が5年かけて審議し、今年6月に文科相に答申した。

 追加の196字は「語彙」の「彙」など画数の多い漢字や難しい字も含み、都道府県名は公共性が高いとして「岡」「熊」など11字も加えた。

 「障害」を「障碍」と書けるよう要望が多かった「碍」は今回の告示には入らない。

(共同)
 

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