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被害者の家族「一生償って」/米原殺人公判

2010年11月19日

 米原市の汚水槽殺人事件の裁判員裁判は18日、大津地裁で第9回公判があり、殺害された小川典子さん(当時28)の母親と妹が証言した。遺族の話に裁判員はハンカチで目をぬぐい、傍聴席からはすすり泣く声が聞かれた。

 小川さんの母親と妹は、これまでほとんどの公判を被害者参加人として見守ってきた。傍聴席から見えないようについたてで仕切られていたが、母親は「残忍な殺し方をした犯人を見定める必要がある」と森田繁成被告(41)の間についたてはなかった。

 証言台に立った母親は「反省も謝罪もなく、平気な顔で『真犯人』を口にする被告には、一生涯かけて罪を償ってほしい」と話した。一方、殺人罪に問われ全面無罪を主張する森田被告は、表情を変えずじっと目を伏せていた。

 次回は22日、検察側と弁護側の双方が意見を述べて結審する。判決は12月2日に言い渡される。

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