参院予算委員会の17日の集中審議で、前田武志委員長(民主党)が答弁者として菅直人首相を指名する際に「仙谷由人総理大臣」と言い間違える一幕があった。前田氏はあわてて「菅直人総理大臣」と言い直したが、日ごろから菅政権を「仙谷内閣」と皮肉る野党側から笑いと拍手がわき起こった。
自民党の衛藤晟一氏から尖閣諸島沖の漁船衝突事件での対応を追及された際の出来事。答弁に立った菅首相は「(政府の対応は)歴史に堪えうる一つの方向であったと歴史が証明してくれる」と自画自賛したが、表情は険しいままだった。【野原大輔】
毎日新聞 2010年11月17日 18時40分(最終更新 11月17日 18時59分)