黒色至上主義 さん プロフィール

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黒色至上主義さん: 真っ黒ブログ
ハンドル名黒色至上主義 さん
ブログタイトル真っ黒ブログ
サイト紹介文主に自作小説(真っ黒文庫)を掲載しています。
私なりのカッコイイ生き様を体現したつもりです。
自由文魔法少女 ぶらっでぃ〜び〜なす 完結しました。
少女なのにハードボイルドとは、これいかに?

真右な彼女 完結しました。
高校時代に書いた演劇の脚本です。

Oh the's 成り上がり連載再開しました
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供16回 / 354日(平均0.3回/週) - 参加 2008/09/30 02:11

黒色至上主義 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • (無題)
  • 「貴様は!!」ベッドから、テフェリ何たらが跳ね起きる。「よう、元気か?小僧。見舞いに来てやったぞ。」非常に軽く挨拶をする。「ふざけるな、帰れ。人を呼ぶぞ!」怒り心頭といった様子で、俺達を怒鳴りつけている。「まあ、すぐに帰りますよ。唯、報告することがありまして……」また、笑みがこぼれる。万端に整えた下準備を始動させる瞬間。笑みをこぼすなという方が無理というものだ。「なっ何を報告するというのだ。」うろた [続きを読む]
  • 超34話.鉱山
  • 眼下にそそり立つむき出しの岩が並ぶ。鉱山ガンドモニウム。通称“古びた宝石”だ。かつては鉄や銀などを産出し栄華を極め、盛者必衰の理からもれず寂れたごく普通の鉱山。違うのは最近になって価値の出てきた希少金属が、かなり大量に埋蔵されているらしいことだ。だが、魔獣が頻繁に出没し、最近では鉱山事故の死亡者数を追い抜かんばかりの勢いだ。私も定期的に狩ってはいるが一向に衰えを見せない。息を切らしてジェラルドが私 [続きを読む]
  • 超33話.元・婚約者
  • どんな通信手段を使ったのか、その男は15分と経たず駆けつけようとしている。土煙を上げながら、信じられない速度で接近しているのがその男だろう。「待たせたね。マイスウィ〜トハニ〜。」男が、そのあほ臭い台詞を言い終わるころにはもう目の前まで来ていた。その台詞を聞いたメアの反応は、返事と言うにはあまりに痛烈だった。右ストレートである。足、膝、腰、肩、肘、手首、拳。それらがよどみなく動き、拳の真芯は男の顔面を [続きを読む]
  • 超32話.もう一人
  • 「付き合うぜ。」龍は、まるで私に合わせるように口の端を吊り上げた。願っても無い申し出だ。 「ひょっとしたら死ぬかも知れんぞ?」せっかくなのでちょっと焦らしてみた。 「俺がか? お前がか?」・・・・・・・返答に困った。なれないことはするものじゃない。 お前の命は私の命を賭してでも守りきってやる。という、とっさに思いついた台詞を飲み込む。そして、自分の胸を親指で指し答えた。「無論私だ。」 「 [続きを読む]
  • 超31話.報告 ?
  •   ―報告書― 犬女(イオ)の感情の状態とその推移-2 我が主 メリアーシュ・フォン・ディア・ルッテンハイム様   ここ数日の、イオの感情の起伏の幅は増加の一途をたどっております。これは元の感情の再生、若しくは新たな感情の形成を示唆するには十分ではないまでも、看過できないものでもあります。昨日情報化の男が私に危害を加えようとした際に、彼女を呼びましたところ、私を守るように立ち、羽を [続きを読む]
  • 超30話.討伐
  • 暖かい夢を見た。まるで幼き日に父か母に抱きしめられ眠ったような・・・・ノックの音で目覚める。そして、思わず自嘲気味に自身を嗤った。私が布以外の物に包まれて眠ったとなど終ぞ無い。ただ、その布が龍がいつも身に纏っているローブであっただけだ。薄っぺらいことこの上ない両親だ。「入れ。」ノックされたことを思い出し、慌てて龍のローブをしまう。メイドとはいえ、見られて良いものではない。「おはよう御座います。」朝の紅 [続きを読む]
  • 超29話.安眠妨害
  • どうやら眠ってしまっていたらしい。龍の体内に異常な魔力が感知され、私は飛び起きた。「さて、待たせたな。」扉の外で龍の声。私は慌てて廊下に駆け出した。廊下では龍とその足元に転がっている犬女。そして・・・・・なんて名前だったかな・・・・情報課の伝令の男。龍のほうを見ると口から僅かに血が垂れている。頬には殴られた痕。「あぁ、メリアーシュ様、お探ししましたよ。」伝令の男のほうへ振り返った。「あ、いや、これは少々手 [続きを読む]
  • 超28話.深夜の来訪者
  • そこにノックの音が響く。メアを天蓋付のベッドに寝かせ、上からシーツをかけて、扉に向かった。ドアを開けるとそこに居たのはメアの専属のメイドの一人だ。「あ、龍様。 あの・・・メリアーシュ様はどちらでしょうか?」どうも、この屋敷の人間は俺のことを怖がっている節がある。まあ、舐められるよりかはいくらかまし、とは思う。が、いつも以上に怯えているようだ。「ああ、主なら先ほどお休みになられました。」「なにか用事で [続きを読む]
  • 超27話.安らかなる時間
  • 「あぁ、その、なんだ・・・あっありがとう・・・」メアは俺が覗き込むと、言いよどみながら顔を背けた。礼を言いなれていないのだろう。案外可愛いところもある。「さて、じゃあ、蜘蛛探しといくか。」銀の櫛を手に、メアの髪を梳き始める。ナチュラルウェーブにはいささか癖が強すぎる髪だ。さっきの言葉ではないが、その髪は世辞抜きで美しい。僅かな手ごたえとともに櫛が銀髪を通り抜ける。手で髪をつかんでゆっくりと持ち上げる。念 [続きを読む]
  • 超26話.櫛
  • ・・・・何故、私はあんなことを口走ったのだろう?ああ言った物は発見の確率を下げるため可能な限り数を減らすのが最良だ。私の体に、そんな何匹も引っ付いている筈が無い。それに確実性を求めるなら丸坊主にでもしてしまえばいい。髪など所詮その程度のものだ。つまり私の発言の意図するところは、龍に髪を撫でてもらいたいだけ。なんとも浅ましい。自分で自分に吐き気がする。惚れたなら素直に惚れたと、そう言えば良いではないか。 [続きを読む]
  • 超25話.蜘蛛の糸
  • 無言のまま、龍と岐路に着く。「どうした、龍。 さっきから、ずっと黙っているぞ?」せっかくの二人っきりの時間なんだから、もう少し何か話してほしいものだ。「メア・・・・馬から下りてもらえないか?」龍がゆっくりと話す。「かまわんが・・・」馬を下りると、龍も馬を下りていた。「・・・・・服を脱いでくれ。」「な、なな・・・・どういうつもりだ?」「こんな道の真ん中で?」正直、まったく予期していない事態だ。予期できていたら、 [続きを読む]
  • 超24話.司法
  • 「ようこそおいでくださいました。ルッテンハイム卿。」「話は主から覗っております。」「さあ、こちらへどうぞ。」メイドの服を着た若い女が、恭しく頭を下げて、扉を開けた。メアの後ろにしたがって屋敷に入る。いくつかの扉をくぐると、広い中庭に出た。白髪をオールバックにまとめた老人が白木の椅子に座っていた。「これは、これは、ルッテンハイム卿。」「まあ、立ち話もなんですからこちらにお座りください。」老人が席へと [続きを読む]
  • 超23話.着火
  • 「ふう。 最近、あまり言うことを聞かない。」龍がため息をつく。「なあ、龍。」「イオにあげる褒美とやらは何だ?」残念なことに私の頭の中は卑猥な想像で渦巻いている。俗物極まりない。「ああ、チョコレートだよ。」「普段食わせないようにしてるからな。」「いざというときには、割りとよく言うことを聞く。」・・・・・・・こういう時、結構な自己嫌悪に陥る。「普段、何を食べさせてるんだ?」これは単純な興味だ。もし龍の [続きを読む]
  • 超22話.出掛
  • 翌日朝っぱらからにメアに呼び出された。「どうした、こんなに朝早くに。」「お前がこの前痛めつけた、テフェリアルド・・・・・グルムス・ジオビス。」メアが一瞬メモ用紙を確認した。俺と同じで名前を覚えるのが苦手なのだろう。「例のお前がのした小僧のことなんだが・・・」その一言でメアが言った長ったらしい名前の主が判明した。「テフェリ何たらがどうかしたのか?」あの小僧のことは、もうどうでもいい。ただ、復讐しに来るな [続きを読む]
  • 超21話.報告 ?
  •   ―報告書― 犬女(イオ)の感情の状態とその推移-1 我が主 メリアーシュ・フォン・ディア・ルッテンハイム様   先日、衣服の購入の際、私が店にイオを置いていこうとしたとき、イオは私の衣服を掴みました。私が、殴ろうとしたところ、逃げようとせず、その場にとどまりました。やり取りの結果、殴られても良いからここにいて、と言ったことのような理由があると判明しました。 自己の存在の確立 [続きを読む]
  • 超20話.買物
  • 「まあ、適当に選んでやってくれ。金は渡しておく。」 店員に金貨を一握り渡した。 「イオ、気に入ったのが有ったら置いておけ。後でまとめて買う。」 「ハイ」 相も変らぬ無機質な返事。 「俺はしばらくその辺を歩いている。いいな?」 イオは返事をしない。 代わりに、俺の上着を両手で握っていた。 「なんだ? 居て欲しいのか?」 「ハイ」 変わらなかった無機質な返事が僅かに変化する。 だが、どう変化したまではわからない [続きを読む]
  • 過去の記事 …
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小説同盟オリジナル小説発表自作小説!!
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