墓の中に身元不明の数人分の遺骨があったとして、墓の所有者が県警に通報していたことが22日までに、県警への取材で分かった。県警によると、遺骨は透明のビニール袋に入れられた状態で発見され、中には成人のほか子どもとみられる遺骨も含まれていたという。風化が進みかなり古い遺骨で、戦中や戦後に収集された可能性もあるという。
県警によると、那覇市識名の墓地で9月中旬、納骨のため墓石を開けた墓の所有者が、ビニール袋に入った遺骨を発見。袋の中には、遺骨以外に何も入っておらず、事件性のある特徴は見られなかったという。
墓の所有者やその親類らは発見された遺骨について、心当たりがないと話しているという。県警は何者かが遺骨を墓の中に放置した可能性があるとみて、身元の解明を進めている。