(2010年11月4日放送)
こんばんは、久保田です。最近、「番組見てます」と言っていただくことがさらに増えて、スタッフ一同、とてもうれしく思っています。HPへのメールも、本当にありがとうございます!新シリーズの撮影も順調に進んでおりますので、これからも、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。
さて、今週は“ニコタマ”こと二子玉川。昭和38年の写真には、何度見ても驚きます。東京オリンピックの前年、町中が高度成長に沸き立っていた時代…のはずが、世田谷に広がるのは、のどかな田園風景に、野焼きなのか、ゆらゆらとたなびく煙…。ちょうどタモリさんが上京された頃ですが、思わず「福岡だって、こんな景色、かなり田舎に行かないとなかった」と言わせるほど。町が変わるときは、あっという間なんですね。“たまでん”の走行を再現したCGでは、BGMの「赤とんぼ」が妙に胸にしみました。
私は、どのシーンがどういうCGになるのか撮影の時は知らないので、完成版をいつもとても楽しみにしています。最近気づいたことで、江戸時代の再現CGを見る時はワクワクする気持ちでいっぱいなのに(浮世絵の女性が振り返るだけで、なんだか得した気分になります)、昭和のCGは、どうも切ないんです。つい最近まであったのに、もう見ることの叶わない風景だからでしょうか。
“タモリさんも久保田もちょっと若い”アンコールシリーズ、第3弾は「銀座」です。次々と流行を生み出す街にも、江戸や明治から変わらない風景があります。「ブラタモリ」ではすっかりお馴染み、あの岡本先生の初登場もこの回です。木曜夜10時、晩酌しながら、お風呂上りに、受験勉強の息抜きに…、どうぞご覧ください。