新宿物語

私は今、宝泉湯の横の
コインランドリーで待機しています。

ここなら暖かい‥

さっきから俺は
ギリギリまでここにいて
お寺に向かおうとしてるのですがｗ


次から次へと
お客様が洗濯をしに来ており
とっくに営業時間が終了しているのに
私はここにおれています。

もしかして、
これも神様の御好意なのですか？ｗ

でも、私もいつまでも
あなたに甘えてばかりはいられませんので
今からそちらに向かわせて頂きます。


ありがとうございました。

今日、面接を受けた会社は
日暮里駅の近くにあります。


私はなぜ‥この地に導かれたのだろうか‥


面接の帰り
会社の人に
車で駅まで送っていただいたのですが。

私は運転手に銭湯の場所を訪ねました。

私は自分で探します。
とも、言ったのですが
会社スタッフの御好意で
銭湯の前まで送っていただきました。

私はその銭湯の湯船に浸かる時、
思わず私は湯船に向かって
深々と頭を下げてから浸かりました。


そして、後ろを振り返ると
そこで身体を洗っているオヤジ全員が一瞬、
仏様に見えました‥。


神様ありがとうございます。


そして、その銭湯の名を
今、確認すると
「宝泉湯」と言う名の銭湯でした。


宝が沸く泉
という意味なのだろうか‥


そしてさらに
ポケットマップで
周辺を調べてみると
ここには、たくさんのお寺があります。


私は神様に導かれ
この地に来たのだろうか‥


それは俺にも解りません。

神様‥お待ちください。

今、あなたに礼を言うため
そちらに向かいます‥


そして、一晩、雨をしのぐための場所を
お借りいたします。

神様が地上に降りてきた瞬間‥


神様ありがとうございました。


今日はあなたに感謝するため
最後の金で銭湯に行って
身体をきれいに洗って
神社もしくは寺で
神様に感謝しながら
外で寝ることにします。

明日から仕事頑張ります！


そして‥

今日の面接担当者様の名前を聞いて驚きました。

なぜなら‥

なぜなら‥‥


彼の苗字は
漢字一文字で「神」だったからです。