キャビア食べられなくなる?カスピ海沿岸国、5年の禁漁で合意
産経新聞 11月19日(金)11時10分配信
“黒いダイヤ”と呼ばれ、世界三大珍味の一つであるキャビアが、食べられなくなる恐れが出てきた。ロシアのインタファクス通信によると、卵のキャビアを採取するチョウザメの主要生息地であるカスピ海の沿岸5カ国が18日、アゼルバイジャンのバクーで開いた首脳会議で、チョウザメ類の捕獲を5年間禁止することで本合意した。
カスピ海沿岸は、キャビア生産量の約9割を占めるが、密漁による乱獲で絶滅の危機に瀕しているという。チョウザメの養殖によるキャビア生産も進んでいるが、生態が不明な点が多く、養殖キャビアの量は十分ではなく、捕獲禁止により、キャビアの価格が高騰するのは避けられない状況だ。
禁漁で合意したのは、アゼルバイジャンのほか、ロシア、カザフスタン、トルクメニスタン、イランの5カ国。3カ月以内に禁漁に向けた向けた準備を終えるよう各国の関係省庁に指示するという。
キャビアは、最高級の品種で1キロあたり60万円以上で取引されているという。カスピ海では乱獲で生息数が激減。チョウザメ類の一部は、ワシントン条約で国際取引が規制されている。
【関連記事】
水産資源を守れ カツオ争奪戦 中国の脅威
和歌山産キャビア、マグロ 養殖で世界リード
豊田通商、近大とマグロ「幼魚の出荷」事業化 数年で1万匹計画
対北制裁で金総書記の好物はすべて“お預け” キャビアも高級ワインも
シラス不漁で苦渋の決断…自主規制で水産資源管理
揺らぐ日米同盟の屋台骨。日本の主体性が問われている
カスピ海沿岸は、キャビア生産量の約9割を占めるが、密漁による乱獲で絶滅の危機に瀕しているという。チョウザメの養殖によるキャビア生産も進んでいるが、生態が不明な点が多く、養殖キャビアの量は十分ではなく、捕獲禁止により、キャビアの価格が高騰するのは避けられない状況だ。
禁漁で合意したのは、アゼルバイジャンのほか、ロシア、カザフスタン、トルクメニスタン、イランの5カ国。3カ月以内に禁漁に向けた向けた準備を終えるよう各国の関係省庁に指示するという。
キャビアは、最高級の品種で1キロあたり60万円以上で取引されているという。カスピ海では乱獲で生息数が激減。チョウザメ類の一部は、ワシントン条約で国際取引が規制されている。
【関連記事】
水産資源を守れ カツオ争奪戦 中国の脅威
和歌山産キャビア、マグロ 養殖で世界リード
豊田通商、近大とマグロ「幼魚の出荷」事業化 数年で1万匹計画
対北制裁で金総書記の好物はすべて“お預け” キャビアも高級ワインも
シラス不漁で苦渋の決断…自主規制で水産資源管理
揺らぐ日米同盟の屋台骨。日本の主体性が問われている
最終更新:11月19日(金)13時19分
ソーシャルブックマークへ投稿 0件
関連トピックス
主なニュースサイトで アゼルバイジャン の記事を読む
|