松山市長選を前に、立候補予定者5人による公開討論会が18日夜、同市堀之内の市民会館であり、市民約800人が経済・観光振興などの重要施策や分水問題への考えなどを聞いた。松山青年会議所(井川直樹理事長)主催で、経済評論家の池田健三郎浜松大学特任教授がコーディネーターを務めた。
水問題では元民放アナウンサー野志克仁氏が「(他の立候補予定者が主張する)面河ダムからの分水は565件の水利権をクリアしないとできない。市は既に1年3カ月間、議論してきた」と西条市の黒瀬ダムからの分水推進を強調。
県議の帽子敏信氏は「(立候補予定者が)この場でもこれだけの議論をしている。やはり再検証が必要だ」と主張。「何にどのくらいのお金が掛かるかなどを市民に知らせ、納得してもらわなければならない」と訴えた。