高木マニア堂
何となく思いついたこと、目についたことをツラツラと…。
277:信州で発見した「悪の電車」
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<2010年8月=東スポ携帯サイトより>
電車、もしくは自動車のフロントボディーを、人間や動物の「顔」と認識するクセがある人は多いことだろう。
実際に、電車や機関車を擬人化した作品は数多い。
「きかんしゃやえもん」や、現在も人気の高い「きかんしゃトーマス」が有名。
機関車の正面に堂々と、表情豊かな顔が描かれている。
映像作品などを抜きにしても、引退した0系新幹線の正面顔は小池栄子や仏像に似ていた。それ以降の新型新幹線はどうも〝人間味〟に欠けて好きになれない。
最近の鉄道車両は、顔に例えた場合、技術の発達により、目に相当するライト部分の簡略化が進み、まるで血の通っていない冷たい機械のような印象だ…って間違いなく機械なんだが。
で、ここ数年。長野県内などで、人間味どころか、とてもとても人相が悪い
「悪人顔」の電車が走行する姿を何度か目撃していた。
気になる。だが、発見と同時に急いでカメラを取り出すと、時すでに遅し…。
いつも奴は足早に走り去った後だったりしたものだ。 不気味に吊り上がった目(ライト)は何かを企んでいそうな邪気を感じる。とにかく人相が悪い。その警戒心と恐怖を呼び覚ます表情と「特急あずさ」や「特急あさま」と縁が深い、信州という土地柄から、私の脳内で「悪の特急あくま(地獄行き=不自由席のみ)」などと勝手に命名していた次第。
「黄金バット」の怪人ナゾー(こちらは目が4つ)や「秘密戦隊ゴレンジャー」に登場する「テレビ仮面」や「機関車仮面」といったマヌケな怪人のようにも見
えるし、若い人には「ドラゴンボール」の悪役・フリーザ似とでも説明した方が良いかも知れぬ。
つい油断して乗車してしまったら最後。
内部では座席に拉致された乗客が生き血を吸われ、あらゆる拷問に耐えているようなイメージ。終点に着いたら、そのまま血の池に叩き込まれそうな感じ。実際、篠ノ井線には、景色だけはやたら素晴らしいのに「姥捨(おばすて)」なんて物騒な駅もあるくらいだから笑い話では済まない。
ところが数日前、この「悪の特急電車」がJR下諏訪駅にて羽根を伸ばし、のうのうと休んでいる姿を発見!ついにカメラに収めることに成功した(写真)。
しげしげとボディーを観察した結果、この電車は、その悪人顔とは裏腹に「彩(いろどり)」なんて素敵な名前を持っていた。多目的なリゾートなどに利用されるジョイフルトレインとのこと。国鉄時代の花形・L特急で活躍した485系の改造車両だそうな。
これまで色んな車両が人間の顔に例えられてきた。しかし、この「彩(いろどり)」の悪人顔に関しては、何かJR東日本の意図的な悪意すらも感じてしまうほど人相悪い。
今日も信州のどこかで、この悪人顔電車は何食わぬ顔をして走行を続けている。要注意だ。
プロフィル
高木圭介のプロフィル
昭和44(1969)年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。かつてジャイアント馬場さんも暮らした新丸子の街
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