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幻の鳥コノハズクを撮影 愛知・豊橋市の公園

2010年11月19日 05時56分

 国内各地で絶滅危惧種に指定され、幻の鳥とも呼ばれる「コノハズク」を愛知県豊橋市の会社員藤原喬之さん(64)が市内の公園で見つけ、写真撮影に成功した。コノハズクは夜行性で、普段は山奥に生息しており、野生の姿が確認されるのは珍しいという。

 藤原さんが先月10日午後、自宅近くの公園にカモの撮影に出かけ、駐車場近くの木の枝に止まっているのを発見。「めったにないチャンス」と思い、すかさずシャッターを切った。コノハズクは眠たげな様子で、時々目を閉じていた。

 コノハズクはフクロウ科で体長約20センチ。「ブッポウソウ(仏法僧)」と聞こえる独特な泣き声で知られ、愛知県の県鳥になっている。開発に伴い、生息数は各地で減少しているとみられる。

 生態に詳しい同県新城市の鳳来寺山自然科学博物館の加藤貞亨館長は「越冬地に移動する途中だった可能性がある。野生では見つけるのが難しく、貴重な写真だ」と話した。

(共同)
 

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