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【変わる大阪駅】(5完)直系JR三越伊勢丹 新宿より激戦…百貨店全体で集客アップなるか (2/3ページ)
しかし、東京発の「ファッションの伊勢丹」というブランドは圧倒的な存在感を持つ。9年に開店したジェイアール京都伊勢丹は、リーマン・ショックで消費が冷え込むまでは10年連続で売上高を伸ばしてきた。JR大阪三越伊勢丹の伊藤達哉店長は「ファッションの伊勢丹」のブランド作りにかかわり続け、高島屋との新宿戦争も経験。京都店の「ファッション」の土台も築いた。
その脅威は大丸梅田店に「百貨店自らが売り場作りをするという業界の常識」(同店の村田店長)をあきらめさせ、専門店などへのテナント貸しを増やす新百貨店構想を後押しした。
大丸梅田店に百貨店初となる人気キャラクター「ポケットモンスター」の公式店などが出店するのもその好例で、こうした集客テナントで30〜40代の家族層を取り込む戦略だ。