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【変わる大阪駅】(5完)直系JR三越伊勢丹 新宿より激戦…百貨店全体で集客アップなるか (1/3ページ)
JR大阪駅が生まれ変わるのに前後し、周辺では百貨店が相次ぎ新規出店・増床オープンする。急激な売り場面積の膨張について、百貨店関係者は「2011年問題」と呼ぶ。
「高島屋新宿店が新規出店した新宿百貨店戦争のときよりも無謀な競争というべきかもしれない」
JR大阪駅北側に新規出店するJR大阪三越伊勢丹を、駅南側で迎え撃つ大丸梅田店の村田荘一店長はこう話す。
来年5月に開業するJR大阪三越伊勢丹の売り場面積は5万平方メートル。この新しい百貨店だけでも激しい競争を生むが、一足早い来年春に増床オープンする大丸梅田店は従来比1.6倍の6万4千平方メートルに広がる。
阪急阪神百貨店を傘下にもつH2Oリテイリングも阪急百貨店梅田本店の売り場を約4割拡大させて平成24年にグランドオープン。阪神百貨店梅田本店などをあわせた梅田地区の売り場総面積は15万平方メートルに増加する計画で、「阪急、阪神の両本店をどこにもない百貨店に…」(若林純社長)と意気込む。