マッチ２２年ぶり「歌謡祭」スペシャルゲストで出演

　歌手の近藤真彦（４６）が２５日に神戸ワールド記念ホールから生中継される日本テレビ系「ベストヒット歌謡祭２０１０」（後７時）にスペシャルゲストとして出演する。同番組の出演は前身の全日本有線放送大賞以来２２年ぶり。このほど司会を務めるキャスターの宮根誠司氏（４７）と都内で対談し、番組への意気込みを語った。

　マッチの同番組への出演は２２年ぶり。賞レース番組への出演も久々となる。「当時は地味な演歌の人しかいなかった印象。あれがこの番組なの？」といきなりボケもかましたが、本番では、スペシャルゲストとして秘策も練っている。「話し合いの最後５分で出たプランですが、これしかないと思った。楽しみにしてて下さい」とニヤリ笑った。

　宮根氏は「ギンギラギンにさりげなく」をカラオケの十八番にするなど、以前からマッチのファン。対面の瞬間は「うわ、マッチや」と心の中で叫んだ。宮根氏にとっては、今も現役続行を模索する前西武の工藤公康投手（４７）と共に、同世代の代表選手がマッチ。「僕も含めて、同世代に『俺たちもまだまだいける！』と思わせてくれる人。ホンマにかっこいい年のとり方をされている。いつまでもアイドルでいてほしい」と熱い思いをぶつけた。

　３０周年の記念イヤーも大詰め。３０にちなみ「３０か所回る」と宣言した久々の全国ツアーもノルマをクリアした。「さすがに疲れてきたけど、きれいごとじゃなくて、じかにファンの方に会えて本当に良かった。この人たちに支えられてきたんだって感謝の気持ちでいっぱい」。今回も含めてテレビ番組にも精力的に出演した。１４年ぶりのＮＨＫ紅白歌合戦出場も有力視されているが「どの番組って区別はない。結果的に最後を紅白で締められたら」と語った。

　来年については「ちょっと休ませてよ」と苦笑いしたが、レースについては「そろそろ欧州選手権あたりにいきたいとは思っている」と次のステップへ意欲をみせた。芸能活動についても「２０１２年は何するかもう決まってる。誰にも言ってないけど。楽しみにしててほしい」とサプライズを示唆した。