県警暴力団対策課などは16日、横浜市中区曙町1、鄭武志容疑者(41)=韓国籍=を常習賭博ほう助容疑で逮捕した。鄭容疑者はスロットマシンの出玉率を調整する「設定師」グループのリーダーで、設定師の逮捕は珍しいという。
逮捕容疑は09年4月~今年7月、川崎市川崎区東田町のゲーム機賭博店に経営資金数百万円を提供したうえ、違法なスロットマシンを調整し、顧客相手の賭博をほう助したとしている。
県警はこれまで店の経営者ら5人を常習賭博容疑で逮捕、鄭容疑者の配下にあった設定師3人もほう助容疑で逮捕していた。
県警によると、鄭容疑者らは首都圏のほかの賭博店でも設定を請け負っていたという。【松倉佑輔】
毎日新聞 2010年11月17日 地方版