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転換期の安保:宮古島に米艦初寄港 「中国シフト」封解く(2/2ページ)

 ◇日本も同調「南西シフト」

 外務省幹部は「ディフェンダーの寄港は中国に(同盟の存在を誇示する)強いメッセージになったはずだ」と語る。防衛省幹部も毎日新聞の取材に「民間港寄港の真の目的は水深などの港湾データ収集、燃料などの調達方法の確認だ。分かっていないと、災害や有事の時に艦艇の運用ができない」と、寄港目的が「有事」に備えたものであると証言した。

 宮古島から尖閣諸島までは約200キロ。漁船衝突事件直後のディフェンダーの寄港は、日本の最南西地域で米中両国が繰り広げる静かな「戦い」の存在を浮き彫りにした。

 米軍は先島諸島への艦船寄港という既成事実を重ね、長年の「封印」を破り、「対中シフト」へと傾斜する。やはり中国をにらんだ防衛省の「南西シフト」がそれに重なり合う。18日、東京・市ケ谷の防衛省。米海兵隊と陸上自衛隊が先島諸島有事などに備え協力の在り方を議論する初の幕僚協議が続けられた。【樋岡徹也、西田進一郎】

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毎日新聞 2010年11月19日 2時41分(最終更新 11月19日 2時55分)

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