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2010年11月18日(木)の記事

タンク殺人裁判被害者家族が出廷

去年6月、米原市で交際相手の女性を汚水タンクに落とし窒息死させたとして、殺人の罪に問われている男の裁判員裁判、9日目の18歳は被害者の遺族が出廷し、家族を失ったつらい心情を
訴えました。
裁判員裁判9日目のこの日は被害者遺族の証人尋問が行われ、亡くなった小川典子さん当時28歳の母親と妹が出廷しました。
2人はこれまで被害者参加制度を利用し裁判に出席しており、小川さんの妹は森田繁成被告41歳の法廷での供述について「全部自分に都合の良いように言っている。姉はきっと悔しがっていると思う」と涙ながらに話しました。
また、小川さんの母親も「被告はうそをついている」と供述の矛盾点などを指摘した上で、「自白も、反省も、謝罪もなく“真犯人が…”などと言っている被告の姿を見ると、一生涯をかけて償ってほしいと思う」と話し、厳罰を訴えました。裁判員らには小川さんの生前の写真が示され、遺族の悲痛な訴えに、涙をぬぐう女性裁判員らの姿もありました。
裁判は去年6月、同じ職場で働く交際相手だった、長浜市の小川典子さん当時28歳を鈍器のようなもので殴った上、米原市伊吹の汚水タンクに落とし、窒息死させたとして、米原市の会社員森田繁成被告41歳が殺人の罪に問われているものです。
なお、裁判は来週22日に論告求刑が行われ、来月2日に判決が言い渡される予定です。

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