郵便不正事件:証拠隠滅や変造容疑で捜査 最高検次長検事

2010年9月21日 12時29分 更新:9月21日 16時58分

押収したフロッピーディスクの改ざんが発覚した大阪地検の入る庁舎=大阪市福島区で2010年9月21日午前9時10分、山本晋撮影
押収したフロッピーディスクの改ざんが発覚した大阪地検の入る庁舎=大阪市福島区で2010年9月21日午前9時10分、山本晋撮影

 最高検の伊藤鉄男・次長検事は21日、「厚生労働省の村木元局長が無罪となった事件で主任検事が公的証明書のデータを保存したフロッピーディスク(FD)の更新日時を改ざんしたのではないかとの疑惑が(朝日新聞で)報道されたが、最高検で事実関係を徹底的に捜査し、厳正に対処する」とのコメントを発表。その後会見し、証拠隠滅や変造容疑などで捜査することを明らかにした。FDを解析した上で主任検事らから事情を聴き、刑事処分や懲戒処分を決める。

 最高検によると、20日に大阪高検から、この問題について連絡があった。検察当局の調べに対し、主任検事はFDのデータを書き換えた事実は認めているが「故意に改ざんしたわけではない」などと説明しているという。

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