ノーベル賞:有力の21人に山中教授ら 米文献データ会社

2010年9月21日 18時40分 更新:10月3日 20時54分

山中伸弥・京都大教授=トムソン・ロイター提供
山中伸弥・京都大教授=トムソン・ロイター提供
北川進・京都大教授=トムソン・ロイター提供
北川進・京都大教授=トムソン・ロイター提供
清滝信宏・米プリンストン大教授=トムソン・ロイター提供
清滝信宏・米プリンストン大教授=トムソン・ロイター提供

 米文献データ会社「トムソン・ロイター」は21日、学術論文の引用回数などを基に、今年のノーベル賞が有力視される12テーマ21人を発表した。日本人では、医学生理学賞の山中伸弥・京都大教授(48)、化学賞の北川進・京都大教授(59)、経済学賞の清滝信宏・米プリンストン大教授(55)が含まれている。02年以降で計117人を選び、後に15人が実際に受賞した。

 山中教授はあらゆる組織や臓器の細胞になり再生医療に道を開く「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を開発。北川教授は、ナノサイズ(ナノは10億分の1)のすきまのある物質を作る手法を開発し、有害物質の除去や次世代エネルギーとして期待される水素の貯蔵に道を開いた。また、清滝教授は「キヨタキ・ムーアモデル」と呼ばれる経済モデルを構築し、生産性下落の仕組み解明に貢献した。

 ノーベル賞は10月4日の医学生理学賞を皮切りに順次発表される。【須田桃子】

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