(CNN) フランスでサルコジ政権の年金制度改革に反対するストライキが2週目に入った。19日も各地のデモに計100万人以上が参加するなど、事態収拾の見通しは立っていない。
仏メディアは警察の話として、約110万人がデモに参加したと伝えている。一方組合側の発表によると、参加者は全国で350万人に上った。
年金改革は定年退職年齢を60歳から62歳に引き上げることを柱とする内容。抗議行動の影響は交通機関や学校、石油業界などに及んでいる。教育省によると、全国379カ所の高校で生徒たちが欠席し、ストに加わった。パリ市内でCNNの取材に応じた生徒たちは、現役世代の退職が2年延期されることで就職が困難になることが心配だと語った。
一方サルコジ大統領は、年金改革法案の施行は同国にとって「必須」との立場を貫いている。法案は先週下院を通過し、今週中に上院で採決される見通し。上院では19日、議員らが約1000件に及ぶ修正に徹夜で取り組んだ。上院と下院の法案が大きく異なる場合は、大統領の署名前に一本化を図る調整作業が必要となる。