ア大会:美人アシスタントら、下着透けても批判なし?

伝統衣装の「旗袍」に身を包み、笑顔を見せる広州アジア大会の表彰式アシスタント。/写真=李泰景(イ・テギョン)記者

 中国は美人を好むお国柄とあって、広州アジア大会は開幕前から「美女探し」に沸いていた。「表彰式でアシスタントを務める女性の中で、誰が最高の8頭身美人か」をめぐり、議論が高まるという怪現象まで起きている。

 中国の伝統衣装、旗袍(チーパオ:チャイナドレス)に身を包んだアシスタントの正式名称は、中国語で「礼儀小姐」。英語では「ミス・エチケット」と呼ばれる。今大会にボランティアとして参加している60万人の中から選ばれた、380人の「精鋭」たちだ。

 選抜条件も、ミスコンテストに匹敵するほど厳しい。年齢は17歳-25歳、身長は168-178センチと規定されている。大会前の1カ月間は、水の入ったボトル6本を載せたトレーを手に持って30分以上立ち続けるなど、過酷な訓練を行ったという。

 アシスタントが着用する「旗袍」は、一般のものに比べ素材が薄く、体にぴたりとフィットするため、下着のラインがうっすら透ける。もちろん「扇情性」も問題になったが、「下品すぎる」という批判の声は、意外に少ない。

 中国のスポーツ専門紙「体壇周報」は、「華やかな旗袍のおかげで、大会がさらに面白くなっている」と報じており、旗袍がむしろ目の保養になっているようだ。ワンピース型の旗袍は、清朝を建国した満州族の伝統衣装に由来している。中国の伝統的な長い上着を「袍」というが、満州族の八旗軍が身に付けていたため、旗袍と呼ばれるようになった。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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