●毎日新聞配信記事 毎日新聞は(本紙注・11月)4日、
「<陸山会事件>土地取引「確認書」後から作成 小沢氏認める」という見出しで次の記事を配信した。
民主党の小沢一郎元代表は3日のインターネット番組で、資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り07年2月に記者会見した際、土地の権利が自分にないことを示す証拠として公開した「確認書」について「たまたま忘れていて気付いたときに作った」と述べ、土地取引時ではなく後から作成したことを認めた。確認書を巡っては、小沢氏を起訴すべきだと議決した東京第5検察審査会が「会見直前に作成した偽装工作」と指摘していた。
07年当時、陸山会所有とされた土地が小沢氏個人の名義であることが発覚して「政治資金を使った蓄財」との批判が高まり、小沢氏は会見で釈明。「政治団体では不動産登記が認められないので代表者(小沢氏)の名前で登記した。私個人のものではないことを確認書として残した」と説明していた。【杉本修作】
●毎日新聞記事についての補足 小沢氏が、07年2月20日に記者会見した際、土地の権利が自分にないことを示す証拠として公開した「確認書」(以下確認書)は「土地所有権移転登記が行われた05年1月7日(平成17年)ではなく、記者会見した07年2月20日以前、05年1月7日以後の「たまたま忘れていて気付いたときに作った」と作成年月日をあいまいにした。
●鷲見一雄のコメント「確認書には確定日付はない。だから、誰もいつ作成されたのか小沢氏に反論できない。
しかし、確認書が、05年1月7日以後、記者会見した07年2月20日以前、『たまたま忘れていて気付いたときに作った』が事実とすれば『おかしな』記述が目立つことは分かる。
おかしな第一は「04年10月29日に権利書を受領、所有権移転仮登記、05年1月7日に本登記も終わっているのに、不動産の所在地を世田谷区深沢3丁目28番地と記載しただけで枝番の記載がない」こと。これは事後に作ったと言うのは不自然でり、不合理である。
第二は《しかし、あくまで本物件は甲(陸山会、代表者小沢一郎)が甲の資金をもって購入するものであり、乙(小沢一郎)個人は本件不動産につき、何の権利も有さず、甲の指示なく処分し、または担保権の設定することはできない。》という記載だ。「(陸山会、代表者小沢一郎)が陸山会の資金をもって購入するものではなく、小沢氏からの4億円の借入金で購入した」ことは既に明らかになっているからだ。もっとも借入金も陸山会の資金の内という解釈なら話は別だが、…」
第三は「売買代金その他購入に要する費用、並びに、本件不動産の維持に関する費用は甲がこれを負担する」という記載だ。「売買代金その他購入に要する費用」は04年10月29日に全額支払われており、「本件不動産の維持に関する費用は甲がこれを負担する」は同日、陸山会は05年分の固定資産税を陸山会で負担する合意書を出していたことも、既に明らかになっている。1月7日以降に作成されたというのは不自然、不合理である。
確認書のおかしな点、第一、第二、第三から推し量ると、「確認書は平成16年10月29日の土地取引以前に作成されていた」「小沢氏は土地取引以前に、登記は平成17年1月7日になることを知っていたことになる」と蓋然性が高いと思うが、私の僻目だろうか。」



* 小澤一郎氏購入部分土地は売主公開物件にはいっていたのか。
売り出されたのは5区画なのか6区画、7区画なのか。

* 小澤一郎氏と決済日が同一の買い主は深沢8丁目22番22所在土地を買った方