最終更新: 2010/11/18 07:31

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「民間の言論統制までする」と批判の北沢防衛相、「自民党もたぶん同じことする」と反論

防戦一方の菅内閣に対し、自民党側は問責決議案提出の準備を進めるなど、17日も国会は大荒れとなった。
17日の参院予算委で、柳田法相は、「辞めろ」コールの嵐の中、なすすべなく立ちつくした。
柳田法相は14日、地元・広島市で「法務大臣とは、いいですね。2つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』。わからなかったら、これを言う。あとは、『法と証拠に基づいて適切にやっております』」などと話していた。
この、国会を軽視するかのような発言で、柳田法相は17日、仙谷官房長官に呼び出され、厳重注意を受けた。
柳田法相は、参院予算委で「撤回し、陳謝したところでございます。真摯(しんし)な姿勢で...」と謝罪した。
仙谷・馬淵両氏に加え、野党は、柳田法相の問責決議案提出をちらつかせ、さらに、北沢防衛相にも「大臣の資格なし」との声が上がった。
実は11月、航空自衛隊の式典で、民間の来賓が「民主党政権は早くつぶれてほしい」と政権批判したことを受け、自衛隊の行事に政治的発言をする人を呼ばないよう、北沢防衛相ら防衛政務3役の指示で、事務次官通達を出していた。
参院予算委で、自民党の衛藤晟一議員は「民間の思想信条まで、言論まで統制するというバカなことを言ったのは、この大臣なんです! 即刻、辞めるべきだ!」と批判した。
通達の撤回を求められた北沢防衛相は、「(自衛隊法で)特定の政党、内閣の支持、または反対を政治的目的と規定しています」と答弁したが、「それ隊員だろ! 民間人は関係ないだろ」という、やじが飛んだ。
すると、北沢防衛相は「自民党内閣の時に、こういうことがあったら、わたしはたぶん、同じことをなさるだろうと」と述べた。
この発言には、「してないよ! いつから人民軍になったんだ!」というやじが飛んだ。
任命権者である菅首相は「私もきょう、初めてこの事案を聞きまして、あらためてお話を聞かせていただこうと思っております」と述べた。

(11/17 19:04)


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